過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/09(日) 23:20:59.95 ID:Jz48P6Uzo

――素直になれない杏子が憎まれ口を叩いている時。
 広い体育館の、その隅に。
 やたらとゴツいゴーグルをかけて寝袋を担いでいる少女が、頭頂部からわずかな紫電を発した。
 彼女は御坂美琴のクローンで、一万人近い妹達の一人である。コンビニバイトを始めてはや三ヶ月。

ミサカ「やはりスーパーセルにしては勢いが……ですがこの前兆はやはり……しかし日本で……」

??「なにをぶつくさ喋っていますの?」

 一万人近い姉妹と目に見えぬネットワークで情報のやり取りをしていた妹達、もといミサカに声を掛ける人物がいた。
 志筑仁美その人である。
 以前ちょっとした事件があった際にミサカと知り合い、それからたまに顔を合わせる仲になったのだ。

ミサカ「見滝原市に現れたスーパーセルについて、姉妹と討論を繰り広げていたところです
      と、ミサカはとろんとした目でこっくりこっくり舟を漕いでいる仁美に説明します」

仁美「もう、まるで人を夜更かしできない子供みたいに……言わないでください」

 不満げに言うが、その目は焦点が定まっていない。

ミサカ「いやいや今にも寝そうだろ、とミサカは仁美の前で手を振って見せます。というかなぜこちらに?」

仁美「うー、しょうがありませんのよ。気晴らしに出歩いてみれば同級生の方々はみなご家族とご一緒してますし……」

仁美「まどかさんやさやかさんに至っては深い事情がお在りのようで、声をかけることもできないんです……」

ミサカ「はぁ、心中お察しします。とミサカはお声をおかけして……あの、仁美?」

 仁美はよろよろとその場に座り込むと、そのまま口をもごもごさせた。

仁美「どうしてみなさんばかり……」

仁美「私だってもっと巻き込んでほしいという…………考え、が………………」


仁美「………………………………すぅ」


ミサカ「ね、寝やがった……! とミサカはこの神経の図太いお嬢様に戦慄します」


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