過去ログ - 唯「レトリック?」梓「文章の書き方みたいなものです」
1- 20
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/09/20(火) 23:11:49.78 ID:5Wr0UCaz0


梓「修飾=レトリックとは、文章を飾るためのもの――アクセサリーです」


「あ、それいいわね!」

 キュルケが微笑む。
 キュルケは、ルイズにも呟いた。

「あ、それはいいわ」

 ルイズも頷いた。
 三人は一斉に才人の方を向いた。
 才人はなんだかとても嫌な予感がした。


梓「レトリックのない文章は味気のないもので、読者に義務感を与えてしまいます」

梓「そして、作家の文章力を評価しやすい部分です」

梓「今日身に着けるアクセサリーは手持ちの化粧箱から出すしかないのと同じで、修飾の語彙が少ない作家は修飾の少ない文章を多く

書いたり、同じ修飾語を何度も使いまわすことになります」

梓「デートに来る相手が毎回同じアクセサリーや服を着ていては新鮮味がなくなり、百年の恋もさめます」

梓「また、場違いな装飾を施しても同様で、アウトドアにダブルのスーツ、夜景ディナーにマジックテープの財布を持ってきても疎んじられてしまいます」

梓「若いもの書きさんが病気のように言う『語彙が足りない』は、自分の文章に修飾が足りず、書いている文章に自分自身が飽きてしまっているからです」

梓「書いている途中にいきなり先の文章が浮かばなくなった、読み直して物足りないなどと思った時の大抵は修飾が足りていないと思ってください」

梓「修飾が足りていない原因は自身の記憶がストックしている修飾語が出尽くしていたり、出し入れしすぎて飽きてしまっているからです」

梓「いろいろもったいつけましたが、要するに読書をしろということです」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
44Res/39.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice