過去ログ - 女「機械の体ですけど、一緒に過ごします?」-004-
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923:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:08:15.47 ID:30nBpkIdo


男と会ったその日は、なんだか調子が良くて、いつもより笑顔だった。

そして、その日の売上はコンビニ開店以来初の記録を更新したらしい。
以下略



924:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:09:17.42 ID:30nBpkIdo
池面「童ちゃーん」

と、大きな声を出して一瞬にして、俺は赤面した。

そこには、先客がいたのだ。土管にゆったりを腰を下ろしている。
以下略



925:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:10:19.52 ID:30nBpkIdo
池面「……え、童……ちゃん?」

童ちゃん(自称)は、土管から重力を無視したかのようにゆっくりと飛び降りて、俺の方へやってきた。

綺麗な顔立ちで、童ちゃんの雰囲気がわかるところは無表情なところだけだった。
以下略



926:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:14:30.18 ID:30nBpkIdo
池面「だ、だって、童ちゃんはこれくらいの、小さな女の子で……」

池面「君は……確かに童ちゃんに似てるけれど……」

童「信じられないかもしれないが、私は童だ。童以外の……と、何度言わせるのだ、自分で言っていてしつこいぞ」
以下略



927:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:14:56.95 ID:30nBpkIdo
池面「いや……それにしたって」

驚くだろう。こんなこと、起きっこないんだから。

夢を見てるような気分だ。
以下略



928:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:16:20.15 ID:30nBpkIdo
池面「それにしても、驚いたなぁ」

童「驚かせてしまったようで、申し訳ない。私はあまり相手のことを……というか、人のことを考えたことがなかったから」

池面「まあ、これはどう伝えたところで驚いたと思うよ。逆に驚かない人いないって」
以下略



929:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:16:52.07 ID:30nBpkIdo
童「池面氏」

池面「はいはい」

童「私は大きく成長した。いわば、大人になった。そこで、なのだが質問に答えて欲しい。率直な、あるがままの答えを聞かせて欲しい」
以下略



930:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:17:29.37 ID:30nBpkIdo
彼女がその言葉を本気で取っていたとは思っても見なかったし。

第一、童ちゃんが大きくなるなんて、想像、いや、ありえないと思っていた。

童「……」
以下略



931:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:18:29.98 ID:30nBpkIdo
跡形もなく、ただのコンクリートの塊と化した。

いや、元からコンクリートの塊だったけれど。

もう土管と呼べる形を成していない。
以下略



932:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:20:07.33 ID:30nBpkIdo
池面「そんなこと、できるんだ……」

童ちゃんはフラフラとした体を持ち上げるように数歩歩いて、膝を落とした。

池面「! 童ちゃんっ」
以下略



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