過去ログ - 女「機械の体ですけど、一緒に過ごします?」-004-
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913:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 02:57:12.90 ID:30nBpkIdo
彼女は無心で下を向いて、唇をすこし尖らせているように見える。

池面「やあ、童ちゃん」

童「私は小さな体をしているが、心は大きく、広く生きていきたいと思っている。しかし、今のこの気持ちは私の体では受け止められないほどに大きなダメージを伴っているようだ」
以下略



914:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 02:58:08.41 ID:30nBpkIdo
童「ほう。つまり、この前の恐怖症は再発であって、初めての発症ではなかったのだな。彼女とは長い付き合いのようだが、久しく会っていなかったので再発したと考えられるな」

池面「うーん、彼女がトリガーになってるかはわからないけど、多分そうなんだと思う」

童「そうか。確かに私が見てきた人間の中でかなり異なった雰囲気を醸し出していたように見える。大きな原動力のようなものが彼女から溢れ出して、色んな人に作用するような、そのような力が」
以下略



915:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 02:59:20.40 ID:30nBpkIdo
池面「そうかも、ね」

童「同い年なのだろうか。彼女は制服を着ていたのだが、君は確かこの前大学生と言っていた。後輩……とは考えられなくもないが、それではあの高圧的な態度をする年下はどうかと思うのだが」

池面「ああ、彼女も大学生だよ。私服として制服を着ているんだ」
以下略



916:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:00:45.10 ID:30nBpkIdo
池面「えっと……」

どうしてこうなったのか、俺にはわかった。

これは、きっと恥ずかしいのだ。照れているのだ。
以下略



917:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:01:47.95 ID:30nBpkIdo
池面「すごく好きなんだね、羊羹」

童「うむ、食欲には勝てないようだ。私はよーかんが大好物だから、こうやって見るだけでヨダレが出てしまう」

池面「あ、どうぞどうぞ、お食べくださいな」
以下略



918:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:03:20.53 ID:30nBpkIdo
こんなにパクパク食べてくれたら、持ってきたこっちとしては嬉しい。

池面「でも、童ちゃん大分お腹空いてたんだね」

童「そうでもなかったのだが、それはどうやら気分的なものだったらしく、実はさっきまでお腹の虫が空腹を伝えていたのだ」
以下略



919:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:05:37.60 ID:30nBpkIdo
童ちゃんの顔が、突然暗くなった。

童「ふむ、努力しよう。できるだけ大きくなろうと毎日念じてみることにする。期待に沿えられるかわからないが」

池面「ははは、いつかきっと大きくなれるよ。大きくなって、とっても可愛くなるさ」
以下略



920:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:06:11.62 ID:30nBpkIdo


池面「いらっしゃいませー」

「……やっぱり、先輩でしたか」
以下略



921:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:07:07.44 ID:30nBpkIdo
男「今回は、結構続いてるんですね」

あんまり続かないって悩んでましたけど、と男。

池面「ああ。なんか、女性のアタックのかわし方も大分慣れてきたんだ」
以下略



922:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[sage saga]
2012/04/26(木) 03:07:37.71 ID:30nBpkIdo
池面「そうか?」

男「はい、なんだか、以前よりかっこよくなったというか」

池面「かっこよくなったね〜……」
以下略



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