31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/25(火) 20:45:21.06 ID:X3d57kXU0
そこに現れたのは、片目に眼帯をつけた黒髪ショートの少女。
その両手に装備したかぎ爪は、魔法少女だったものを瞬時に切り裂いていた。
キリカ「成り立てならこんなものか。大したことはないね」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/25(火) 20:46:10.86 ID:X3d57kXU0
結局さやかとキリカは2人で避難所から脱出した。
キリカ「ふー……ドン臭いように見えて、意外と早いね。君」
さやか「そろそろ教えてくれない?あれは何だったのか」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/25(火) 20:46:48.11 ID:X3d57kXU0
呆然としているさやかに対して、キリカは淡々と会話を続ける。
キリカ「私は見滝原を出る。もうこんな所いる意味もないしね。君はどうするの?」
さやか「……生存者を探す」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/25(火) 20:47:17.55 ID:X3d57kXU0
戦いは一方的だった。
さやかが懸命に攻撃するも、その全てをキリカは回避し、カウンターにもっていく。
ずっとその繰り返しだ。さやかが既にボロボロなのに対して、キリカは傷一つついていない。
さやか「強い……」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/25(火) 20:47:43.36 ID:X3d57kXU0
--回想--
キリカ「織莉子!」
織莉子「この世界の為、私は貴女を守りました。だからあなたにはこの世界を守る義務があります」
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/25(火) 20:48:16.49 ID:X3d57kXU0
キリカ「後にも先にも私にとって大切なのは彼女一人だ。その彼女にこの世界を守れと言われた。……こんなところで立ち止まるわけにはいかないんだ」
さやか「……」
さやかの戦意は、既に喪失していた。
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/25(火) 20:50:37.96 ID:X3d57kXU0
さやか「って何でついてくるの!?」
キリカ「最初から手伝わないとはいってなかったよ。この状況下で一人で動きまわりたくはなかったし、仲間は欲しいと思っていたんだ」
キリカ「……要は生存者がいるかどうか確認できればいいんだよね?だったら一人より二人の方が早い。脱出だって一人より二人の方がやりやすい。その辺は利害が一致するんじゃないかな」
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/25(火) 20:52:16.48 ID:X3d57kXU0
キリカという魔法少女がどういう人間なのかはまだわからない。
ただ、親友の約束を守る為に戦い、こうして自分も助けてくれる辺り、
恐らく善人なのだろう。
さやか「じゃぁ、行こう!」
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga sage]
2011/10/25(火) 21:02:04.93 ID:X3d57kXU0
一ヶ月前の俺は何をどう考えてこれが後一回で終わると考えたんだろう……
まぁ取り敢えず完走を目標に進めていきます。
ちなみにこのSS、正直ゲームブックにすればよかったと思うぐらいに大量の没ネタが発生しており、実はさやかちゃん没ネタの展開だと2回ぐらい死んでたりする。
てか主人公も2回ぐらい変わっているというのがもうなぁ……。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/25(火) 21:06:21.78 ID:X98Md7eRP
このコンビ待ってた
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/10/25(火) 21:45:41.68 ID:cPcCvyRxo
結構面白いがさやかちゃん黄金の鉄の塊マインドすぎる
こんだけタフだったら本編でも最後までかわいいさやかちゃんだったはずだよな
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