過去ログ - 春香「千早ちゃんを好きになりました」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 15:46:51.62 ID:dhyDyMXM0
急がなきゃと、そればかりが頭の中を埋め尽くして冷たさも感じなかった。
事務所へたどり着くには横断歩道を渡らなきゃいけなくて、信号が青なのを確認し私は必死に走った。

曲を変えなきゃオーディションに受からない、なんていう強迫観念にとらわれていたのかもしれない。私はとにかく必死で、だからいつもより派手に躓いて――

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 15:49:41.44 ID:dhyDyMXM0
信号が青から赤に変わった。
クラクションが鳴らされる。

「ご、ごめんね!」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 16:00:34.97 ID:dhyDyMXM0
無事事務所で書類を作成し、プロデューサーさんが直接オーディションの運営場所に届けてくれることになった。もう遅いからと私たち二人を車に乗せてくれながら、プロデューサーさんが振り向く。

「にしても二人ともびしょびしょだなあ」

プロデューサーさんの言葉に私たちは顔を見合わせて苦笑した。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 16:16:37.74 ID:dhyDyMXM0
「えぇっ!?そ、そんなの悪いよ!」

私が首を振ると、プロデューサーさんは「そうだな」と言いつつ千早ちゃんの家のほうへ方向転換。「けど春香も千早もそんなに濡れちゃってるわけだし」と車をさらに進行させる。
そしてあっというまに家の前に着いてしまった。

以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 16:19:31.49 ID:dhyDyMXM0
おまけに「書類を提出してからまた迎えに来る」とプロデューサーさんは行ってしまった。
千早ちゃんはそれを見送ると、プロデューサーさんに貸してもらった大きな黒い傘を自分たちの上にかざして私の腕を引いた。

「ち、千早ちゃん、いいの?」
「えぇ」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 16:31:55.86 ID:dhyDyMXM0
熱いシャワーを浴びながら私は呆とその日のことを思い出す。
千早ちゃんの家は閑散としていて、必要最低限のものしか置かれていなかった。
着替えと、そしてタオルを貸してもらい今と同じようにシャワーを浴びていた私は、霞んでいた頭で、なのにそのことだけは妙に印象に残っている。
そのとき、千早ちゃんが家に誰もいれたことがないと言っていた理由が少しわかった気がした。

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 16:38:58.23 ID:dhyDyMXM0
と、シリアスに振り返ってみたものの、

【01./――】

「はーるるーん!」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 16:40:33.37 ID:dhyDyMXM0





以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 16:47:03.11 ID:dhyDyMXM0
こぼしたお茶を拭き拭きしつつ律子さんのお説教の声を聞きながら、私は溜息。
今までと生活はまったく変わっていないし(恥ずかしながらアイドルランクも)、毎日楽しいことばかり。アイドルになってよかったと思っているし、変わったことなんてきっと何一つない。

ただ、

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/02(日) 16:48:33.52 ID:dhyDyMXM0
以上
本日また投下できそうなら投下します
このようにのんびりですが、付き合ってくださったら嬉しいです


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]
2011/10/02(日) 16:51:05.88 ID:P+53d1xAO



はるちはわっほい


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