過去ログ - まどか「無限の中のひとつの奇跡」
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31: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/04(火) 02:53:22.76 ID:oDJk8X6O0
「キュゥべえ、長くなるし、話の続きは私の家でしましょう」

「そうね。さっきから人目も気になっていたし」

確かにこのままここで話してると、三人揃って電波さんだ。

「じゃ、自己紹介だけはしておくわね。
 私の名前は巴マミ。見てのとおり、貴方と同じ見滝原中学の三年生」

あたしを挟んで対角線に居た転校生が
キュゥべえを肩に乗せ、マミさんの隣へと場所を移し、また髪をふわりと払う。

「そして、この暁美さんと同じ、魔法少女よ」

とても優しい微笑で自己紹介を締めくくるマミさん。
転校生とはまた別の方向で、あたしよりもずっと大人といった雰囲気。

「あたしの名前は、美樹さやか。見滝原中学ニ年生です。
 宜しくお願いします、巴マミさん」

「宜しくね、美樹さやかさん」

また浮かぶ素敵な笑顔が、あたしを魅了する。
笑うどころか表情すら全然変えない転校生とは、やっぱり対照的だ。
その転校生は――

「私ももう一度、自己紹介した方が良いのかしら?
 変な認識のされ方をしているようだし」

やはり、容赦が無かった。

「う……ちゃんと憶えてるから大丈夫。暁美ほむらだよね。
 ……さっきはごめん」

まあ、あたしも悪いんだし。

「……あ、いえ、あまり気にしないで。
 少し疲れている所為で、どうしても口調がきつくなってしまうの」

本当はどういう奴なのか、屋上で見ちゃったし。
――それに、命を助けてくれたし。


だから多少棘があろうと、そんなのはもう、気にはしない。


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