11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/10/06(木) 10:45:09.10 ID:yJ8J35aIo
紬「そういえば、りっちゃんのコラム」
澪「うん?」
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2011/10/06(木) 10:46:00.73 ID:yJ8J35aIo
音楽の道を選んだ唯とバックパッカーになった律。
ともに経済的な余裕があるはずもなく、ふたりは卒業してすぐルームシェアを始めた。
唯の活動が軌道に乗り始めてからもふたりぐらしの部屋はそのままで、
不思議なバランスのシェア生活を続けているらしかった。
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2011/10/06(木) 10:47:06.93 ID:yJ8J35aIo
紬「りっちゃんって誰とでもすぐ仲良くなれるでしょ」
澪「うん」
紬「りっちゃんのそばにいるとみんな笑顔になって、楽しい気持ちになって」
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2011/10/06(木) 10:47:51.89 ID:yJ8J35aIo
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2011/10/06(木) 10:48:34.26 ID:yJ8J35aIo
時間が時間なので残りは冷蔵庫に入れて、コーヒーカップを手にワークデスクへ向かう。
椅子に腰を下ろし、キーを叩いてノートパソコンのスリープを解除する。
澪「……うーん」
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2011/10/06(木) 10:49:27.30 ID:yJ8J35aIo
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2011/10/06(木) 10:50:18.00 ID:yJ8J35aIo
小さな頃から、何をするにも意識のどこかに律がいた。
それを人は依存と言うのかもしれないけれど、それとは違うと私は思っている。
なにか言葉にしなければいけないとしたら、そうだな、目安、ってところか。
性格がまるで正反対のふたりだからこそ、互いが互いの目安になった。
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2011/10/06(木) 10:51:04.43 ID:yJ8J35aIo
澪「……やっぱり今夜はやめとくかな」
結局溜息を吐いて、ノートパソコンを静かに閉じた。明日の朝は少し早起きをしよう。
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2011/10/06(木) 10:52:14.67 ID:yJ8J35aIo
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2011/10/06(木) 10:53:08.30 ID:yJ8J35aIo
取り込もうと掴んだ長袖Tシャツはまだ陽の暖かさを残していて、
何気なく袖口を鼻先に寄せて、目を閉じてゆっくりと吸い込んでみる。
「いい匂いする?」
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