932: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:22:34.05 ID:oXCf2Zm80
「さやか……ちゃん……?」
突然怒鳴られた事に困惑し、彼女はオロオロとその口に手を当てた
933: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:24:20.18 ID:oXCf2Zm80
その言葉を聞くと同時に、さやかに今までに感じた事のないほどの頭痛と、吐き気がその身に襲った
あまりの吐き気にさやかは胃の中の物を吐きだしてしまい、その吐瀉物で床を汚した
934: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:25:37.14 ID:oXCf2Zm80
さやかは完全におかしくなってしまっていた
当たり前の事をどうしてと聞き、ここにはいない人間の名前を口に出す
彼女はそれに顔を強張らせると、諭すように声をかけ始めた
935: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:28:01.44 ID:oXCf2Zm80
途端、ぷつん。と何かが切れる様な音が、彼女たちのいる空間に鳴り響く
それと同時に彼女たちの周りにあったモノが砂のように崩れ始めた
936: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:30:32.41 ID:oXCf2Zm80
血だまりに彼女が沈む
さやかはすぐにそれから興味を無くしたように目を反らすと
目の前の何もない空間に、彼女の血に濡れた自分の得物でなぎ払うと
937: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:33:00.77 ID:oXCf2Zm80
――――
さやかは善戦した
938: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:34:28.57 ID:oXCf2Zm80
もう、どうする事も出来ない絶望的な状況
939: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:35:47.29 ID:oXCf2Zm80
――――――
キュウべえ「遅かったね」
940: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:37:32.00 ID:oXCf2Zm80
それを横目に見ると、ほむらはまどかの亡骸に優しく口づけをし、目の前に広がる光景に目を向けた
941: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:47:07.54 ID:oXCf2Zm80
この状況を招いたのは、私
私の甘さと、狡さがこの事態を招いた
942: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:47:57.45 ID:oXCf2Zm80
ほむら編へと続く
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