過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
↓
1-
覧
板
20
202
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:28:37.60 ID:JsI8h3lY0
玄関から出て廊下から身を乗り出し、人影を探す。
夜の闇の中で、影、というのも妙かもしれないが。
魔法少女の視力ならば、夜の闇でも十分に物は見える。
以下略
203
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:29:49.38 ID:JsI8h3lY0
気配を感じたのか、ゆまが振り返る。
「……何してんのさ」
以下略
204
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:30:45.51 ID:JsI8h3lY0
「パパもママも、ゆまのことが嫌いなの」
親父達も、きっとそうなんだろう。
けれど、それは自業自得だった。
以下略
205
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:31:34.72 ID:JsI8h3lY0
「もう、やめなよ」
それは、懇願だった。
何の罪も無く虐げられるゆまと、自ら家族を壊した自分。
以下略
206
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:32:31.59 ID:JsI8h3lY0
ああ。
しまった、と思った。
どうしてしまった、なのかはわからなかったが。
以下略
207
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:33:18.28 ID:JsI8h3lY0
しばし逡巡して、ゆまが口を開く。
律儀に答える必要がある、というわけではないのだけれども。
「……強くなりたい」
以下略
208
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:34:15.22 ID:JsI8h3lY0
「なあ、ゆま―――強さって、なんだろうな?」
問いかけに、ゆまは咄嗟に答えが出ない。
待っていれば、物理的な力を答えとして示すだろう。
以下略
209
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:34:59.63 ID:JsI8h3lY0
「……だからゆま、あんたはあたしたちみたいな馬鹿になるな」
人として、人のまま、人らしく生きる。
その方が、よほど強い。
以下略
210
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:35:53.27 ID:JsI8h3lY0
「で、でも―――」
「まずは、生きてみて……自分自身の努力で、勝ち取ってみな」
以下略
211
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/11/03(木) 22:37:01.74 ID:JsI8h3lY0
罪を犯してほしくないのではない。
間違えてほしくないのではない。
ただ単に、その方法には代償が伴う、というだけの話。
以下略
452Res/240.97 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1318483711/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice