過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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207: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/03(木) 22:33:18.28 ID:JsI8h3lY0

しばし逡巡して、ゆまが口を開く。
律儀に答える必要がある、というわけではないのだけれども。

「……強くなりたい」
以下略



208: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/03(木) 22:34:15.22 ID:JsI8h3lY0

「なあ、ゆま―――強さって、なんだろうな?」

問いかけに、ゆまは咄嗟に答えが出ない。
待っていれば、物理的な力を答えとして示すだろう。
以下略



209: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/03(木) 22:34:59.63 ID:JsI8h3lY0

「……だからゆま、あんたはあたしたちみたいな馬鹿になるな」

人として、人のまま、人らしく生きる。
その方が、よほど強い。
以下略



210: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/03(木) 22:35:53.27 ID:JsI8h3lY0

「で、でも―――」

「まずは、生きてみて……自分自身の努力で、勝ち取ってみな」

以下略



211: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/03(木) 22:37:01.74 ID:JsI8h3lY0

罪を犯してほしくないのではない。
間違えてほしくないのではない。

ただ単に、その方法には代償が伴う、というだけの話。
以下略



212: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/03(木) 22:37:47.20 ID:JsI8h3lY0

「何があっても、絶対帰ってきて! ずっと……ゆまの傍に居て!」

きっと、それはゆまが、契約の末に求めるものだ。
ようやく見つけた、自分の居場所。
以下略



213: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/03(木) 22:38:40.72 ID:JsI8h3lY0

「「ゆーびきーり」」

再び結んだ手は、やはり暖かかった。

以下略



214: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/03(木) 22:39:23.94 ID:JsI8h3lY0

今日はここまで
気合を入れると地の文が冗長になりがち、どうなんだろうねー
あとトッポじゃなくポッキーの話で、ああいう長いお菓子って袋の中で折れたりしてるけど
ポッキーの場合持ち手のプレッツェル部分が無くなるんだよね、まあ別に困らないけど
以下略



215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(四国)[sage]
2011/11/03(木) 22:52:50.46 ID:/T8VMPHAO
ふむん、乙乙


216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(埼玉県)[sage]
2011/11/04(金) 03:13:44.74 ID:Yz/KUy7xo
乙乙


217: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/04(金) 22:18:28.79 ID:yPKFLqBE0

「―――今日はお出かけよ」

「……あ?」

以下略



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