過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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57
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◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:40:23.84 ID:YVZz607w0
守る対象が、その命から想いに変わっただけのこと。
今、この瞬間に辿り着くまでに、命は犠牲にしてしまったけれど。
『彼女』は、過去も未来も無く、生も死も無い概念になってしまったけれど。
以下略
58
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:41:27.37 ID:YVZz607w0
「……好きなのね、その子のこと」
「ええ、言葉では言い表せられないほどに、ね」
以下略
59
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:42:12.20 ID:YVZz607w0
「……ところで、鍋の方はいいの?」
「え―――あ!」
以下略
60
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:42:57.92 ID:YVZz607w0
佐倉杏子は、利己的な少女だ―――否、そのはずだった。
実際は、そうでなかった。
他人に尽くすことによって、他人を傷つけることを恐れている。
以下略
61
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:44:16.64 ID:YVZz607w0
そして今。
さやかは、消えてしまった。
杏子に救おうとする時間さえ与えずに。
以下略
62
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:45:37.79 ID:YVZz607w0
ピピピ、と電子音が鳴った。
パスタの茹で時間のタイマーである。
マミが火力を落とし、菜箸でパスタを口に運び、硬さを確認する。
以下略
63
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:46:14.29 ID:YVZz607w0
杏子の視界の端で、ゆまとキュゥべえが遊んでいる。
以下略
64
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:46:47.51 ID:YVZz607w0
だとしたら。
どうして自分はあの時ゆまを助けたのだろう、と杏子は自問する。
別に、ゆまの生死を問題にしているのではない。
以下略
65
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:47:38.76 ID:YVZz607w0
「お待ちどうさま、できたわよ!」
にこにこと、マミが微笑みながらリビングに戻ってくる。
その後ろにはほむら。
以下略
66
:
◆h4ONJivhRc
[saga]
2011/10/18(火) 21:48:07.91 ID:YVZz607w0
「ほら、キョーコも!」
ゆまが杏子の袖を引き、その騒然たる輪に引き込む。
以下略
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