過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:50:32.99 ID:ebFiQ8E3o
「ところで、撫子ちゃん。その伊荷親さんっていうのやめて欲しいんだけれど……」

「えっ、なんで?」

「あんまりその名前で呼ばれることないからさ……なんだか歯痒くて」
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113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:51:03.80 ID:ebFiQ8E3o
「えーっと、いー兄ちゃん……それに、神原さん」

 やがて、撫子ちゃんは言った。

 あくまでも物静かに。
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114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:51:31.25 ID:ebFiQ8E3o
「阿良々木先輩にとってはあまり歓迎できることではないかもしれないが、ここから私は、

テンションを上げていこうと思う」

「えっ?何で?」
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115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:52:05.92 ID:ebFiQ8E3o
 なるほど、さっきのエロ本関連の話も、その流れの一環だったのか。

 僕の性癖を暴露したかったわけじゃなかったらしい。

 うむ、どうやら僕はこの後輩を過小評価していたようだ。神原駿河、思いの外色々と考
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116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:52:34.24 ID:ebFiQ8E3o
「もういいです。こっちを向いてください」

 と、撫子ちゃんは言った。

 僕たちが振り向くと、そこには全裸になった千石撫子が――ベッドの上で、恥ずかしそ
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117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 01:53:30.02 ID:ebFiQ8E3o
「ああ。阿良々木先輩、あれは『たまたま』私が持っていたものを貸したのだ」

「ほう。神原後輩、あれを『たまたま』所持していることがあるのか」

「こんなこともあろうかと準備しておいたのだ」
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118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 01:56:30.01 ID:ebFiQ8E3o
「何……これ」

 遅ればせながら、僕は、千石撫子のその肌に――驚きの声を漏らした。
 ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 その肌に――鱗の跡が刻まれていた。
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119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:58:58.87 ID:ebFiQ8E3o
 いや――緊縛痕というか……。

 実際、爪先から、脚を辿って胴体へ――
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 何かが巻きついているかのようだった。
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120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:59:37.08 ID:ebFiQ8E3o
 蛇……くちなわ、だ。

「いーにいちゃん」

 撫子ちゃんは、相変わらずの、消え入るような声で、がたがたと震える声で言った。
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121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:00:10.81 ID:ebFiQ8E3o
「何がやれやれなのだ。阿良々木先輩、狙ってやったのだろう?」

 駿河は呆れ顔で言った。

 その通りなので、僕はぐうの音もでない。
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122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:00:45.81 ID:ebFiQ8E3o
005

 そして――

 それから、一時間後。僕は、忍野と忍ちゃんが住処としている、学習塾後の廃ビルを、
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