過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 02:21:26.81 ID:ebFiQ8E3o
「それは――そうかもしれませんが、でも、そんな問題じゃないと思います。本人にそう
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
見えているというだけで、案件としては十分すぎるほど十分でしょう?」

「かもね。うん、そうかもしれない」
以下略



141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:22:18.05 ID:ebFiQ8E3o
「……………………そう、ですか」

「触ることができたら、引き剥がすこともできるだろうけど……それはやめておいた方が

いいか。蛇は気性の荒い動物だからね。そんなことをしたら、間違いなく、蛇切縄は阿良
以下略



142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:23:28.21 ID:ebFiQ8E3o
「…………」

 そう言えば、忍ちゃんがいないな。今のうちに探しておこうかとも思っていたのだが、

教室を出てから一分もしないうちに、「お待たせ」と、忍野は戻ってきた。
以下略



143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 02:24:45.59 ID:ebFiQ8E3o
「中にお札が入っていてね。護符って奴だ。昨日きみ達に張ってきてもらった奴とは、別

の、もっと強力なお札だ……その袋に、意味はない。それは鞘だよ。ちょっと強力なお札

なもんでね、安全装置が必要なんだ。安全装置というか、リミッターかな。それに、そう
以下略



144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:25:16.86 ID:ebFiQ8E3o
006


 場所は、例の神社跡だった。

以下略



145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 02:26:07.15 ID:ebFiQ8E3o
 友達が多いのは結構なことだ。

 僕も人のことは言えないのだが、彼の友達は見ている方が泣きそうになってくるほどに

少なかった。まあ、そのぶんもてていたので、誰も泣きはしなかったが。
以下略



146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:27:05.49 ID:ebFiQ8E3o
「よく頑張ったな、駿河!よくぞ我慢した!すこし、いや、かなり見直したぞ!」

「うん……阿良々木先輩のその真剣な褒め言葉を聞いて、初めて、私は今まで、ちょっと

阿良々木先輩の前でふざけすぎていたのかもしれないと、後悔しているぞ……」
以下略



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:28:05.53 ID:ebFiQ8E3o
「撫子ちゃん」

「何?いー兄ちゃん」

「本当は、その痕――痛いんだって聞いたんだけど……大丈夫?」
以下略



148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 02:29:47.44 ID:ebFiQ8E3o
「そ、その」

 撫子ちゃんはぎゅっと、帽子を深く被り直しながら言う。

 顔を隠すように。
以下略



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 02:30:15.01 ID:ebFiQ8E3o
 山に入る前に、雑貨屋で買ってきた虫除けスプレーを、お互いの身体に掛け合う。時間

は真夜中、目下の敵は、怪異よりも先に、まずは虫だった。一応、全員、長袖長ズボンの

完全防備なのだが、僕と駿河は念のため、撫子ちゃんは後々のため、だ。
以下略



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