過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
1- 20
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:39:39.42 ID:ebFiQ8E3o
「はあ」

 と、そこで神原駿河は、大仰にため息をついた。

「でも、それもこれも、全部無駄だったのだな……なんだ、デートではなかったのか。と
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:40:34.08 ID:ebFiQ8E3o
 ちなみに、そんな話をしている間も、手は繋ぎっぱなし、指は絡まりっぱなしだ。マッ

シュポテト……じゃなくて、マシュマロのような感覚も僕の肘は感じつづけている。……

いや、僕も振りほどこうとはしたんだけれど、なかなかとれなくって仕方なく。そう、本
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:41:23.71 ID:ebFiQ8E3o
「じゃあ、行こうか」

「阿良々木先輩、そう言えば今日は徒歩なのか?」

「ああ。向かう場所が山だからね。駐輪場がどこにあるかもわからないし、盗られたり壊
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:42:03.23 ID:ebFiQ8E3o
 まあ、でも、こういうことはちゃんとしておかないと。

「ところでさ、前から言おうと思っていたんだけれど、その、阿良々木先輩って言うのや

めない?」
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:42:41.06 ID:ebFiQ8E3o
「僕が言ってるのは、『先輩』って呼称の方だよ。なんだか畏まっている感じがする」

「そう言ってくれるな。事実、畏まっているのだ」

「うーん。そりゃ、まあ、確かに僕はきみの先輩だけれどさ。でも、なんだか生真面目す
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:43:27.01 ID:ebFiQ8E3o
「それどころか、今初めて阿良々木先輩の口から、私の名前を聞いた気がするぞ!二人称

では『きみ』、三人称では『この子』『彼女』としか呼んでくれないではないか!」

「ま、まあまあ、落ち着いて」
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:44:40.64 ID:ebFiQ8E3o
「何を言うか。私たち二人、死線を越えた仲ではないか」

「僕を殺そうとしたのは駿河だけどね」

 うん、やっぱしっくり来ない。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 00:45:30.65 ID:ebFiQ8E3o
「名前の案はやっぱやめにしようよ。なんか色々ともたなくなってきた」

「そ……そうか?私的にはこのままこの時間が永遠に続けばいいと思う程の感動を覚えた

のだが」
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:46:20.62 ID:ebFiQ8E3o
「ニックネームか……」

 この子のセンスは、どっかずれているからな……。

 ずれているというか外れているというか。
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:46:53.52 ID:ebFiQ8E3o
「むう、頑張って考えたのだがな。阿良々木先輩のお気には召すまいか」

 と、神原駿河は不満そうに言った。

「もう、阿良々木先輩でいいよ。それ以外の選択肢はなさそうな気がする……」
以下略



180Res/153.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice