過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
1- 20
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 01:02:27.35 ID:ebFiQ8E3o
「上から人が来たってことは、とりあえず上に何かがあるってのは確かってことだよ。ひょっ

としたら忍野が僕に嫌がらせをしているんじゃないかとも疑っていたのだけれど、どうや

らその線もなさそうだ」
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 01:03:02.10 ID:ebFiQ8E3o
 全ての思考を振り切るように、僕は階段を登った。

 勿論、振り切るのは思考だけだ。紳士中の紳士であるこの僕は駿河の手は離さない。

 むしろ、知らない山中で不安もあるだろうから、それを紛らわすためにもよりいっそう
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 01:03:41.97 ID:ebFiQ8E3o
 僕はポケットから、忍野に渡された厳重に封のされている封筒を取り出した。(また期

せずして違和感を感じるのような表現になってしまった。今日はなんとなく調子が悪い)

それを我が愛しき後輩に渡す。
以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 01:04:15.65 ID:ebFiQ8E3o
「なるほど。だから――」

「そう、僕には素手で触れない。そもそもそういうよくないもの自身である僕が直に触っ

たら、大変なことになるらしい」
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 01:05:26.12 ID:ebFiQ8E3o
「では、阿良々木先輩、封筒からお札を、私が取れる程度に出してくれ」

「…………」

 あれ、この状況、なんかおかしくないか?
以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 01:06:36.59 ID:ebFiQ8E3o
「さて、と。これでいいのだろうか?」

「ああ。なんだか拍子抜けって感じもするけどね」

 忍野からの頼みの割には、かなりの楽勝感だ。
以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 01:10:53.96 ID:ebFiQ8E3o
 境内から少し外れた山林。その中の一本の太い木。
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 その木の根元に――切り刻まれた蛇がいた。
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 ぐねぐねと長い、にょろりとしたその身体の節々を――刃物で五等分されて殺された、
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 01:11:19.67 ID:ebFiQ8E3o
「……えーっと……なんだろうね。これ……」

 神原駿河からの返答はない。気持ち悪そうに、その左手で頭を抱えている。

「とりあえず……ここから離れようか」
以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 01:11:45.48 ID:ebFiQ8E3o
003

「これと――これかな。あ、その本はあんまりためにならないかも。書いてくださってい

る先生には申し訳ないんだけれども、結局、暗記を進めているだけになってるから。効率
以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 01:12:11.25 ID:ebFiQ8E3o
 翼ちゃん――羽川翼。

 二つの三つ編み、眼鏡。

 委員長の中の委員長。
以下略



180Res/153.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice