104:1
2011/11/03(木) 21:38:34.87 ID:vLsR+zZF0
(……黒子ってこんなに愛想良かったっけ)
風紀委員と言う立場もあってか、白井黒子という少女は余り他人に隙を見せない。
特に初対面、加えて外部からの来訪者であるトレインに対して妙に愛想を振りまくその様は、少なくとも美琴には想像し難いものであった。
105:1
2011/11/03(木) 21:40:40.62 ID:vLsR+zZF0
だが、それも一瞬の事で、次の瞬間に美琴の前にいたのは、変わらずにお茶らける気ままな風来坊でしか無かった。
そんな人物に一瞬でも警戒心を抱いた自分に呆れながら美琴は二度目の嘆息をする。
「……さて、と」
106:1
2011/11/03(木) 21:41:51.83 ID:vLsR+zZF0
三日で4レス分しか書き溜まってない事に絶望しつつ、短いですが本日分の投下を終了します
お付き合いありがとうございました
107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方)[sage]
2011/11/03(木) 22:50:44.05 ID:GwAdga9O0
>>1乙
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[sage]
2011/11/11(金) 00:33:00.31 ID:nbKGEhXP0
まってるぜ
109:1
2011/11/13(日) 23:24:20.96 ID:x0RYZ4oc0
ご無沙汰しております
ようやくお見せできるほどに書き溜まりましたので、投稿を開始いたします
110:1
2011/11/13(日) 23:25:00.10 ID:x0RYZ4oc0
美琴と別れてしばらく歩き、公園の端の人気の無い所まで来たトレインはやにわに足を止めた。
風が木の葉を揺らす音だけが僅かに聞こえる中で、トレインは周囲の気配を探る。
「……折角一人になってやったんだぜ。勿体ぶらずに出て来いよ」
111:1
2011/11/13(日) 23:25:57.38 ID:x0RYZ4oc0
「だが悪りーな。片道切符のエスコートなんざゴメンでねっ」
身構える黒子の眼前で、トレインは上着から手を引き抜き、取り出した物を黒子と自身の間の中間地点へ向けて投げつけた。
途端に、破裂音と共に夥しい量の煙が周囲を包む。
112:1
2011/11/13(日) 23:26:40.45 ID:x0RYZ4oc0
(いたっ!)
程無く、少し離れた場所を駆けるトレインの姿がその視界に収まった。
予想以上の脚力に驚きつつも、黒子は再び能力を使用する。
113:1
2011/11/13(日) 23:27:27.30 ID:x0RYZ4oc0
「すげーな、瞬間移動ってヤツか?」
流れる沈黙を、トレインの言葉が破る。
しかし、その言葉は黒子の身体を再び硬直させた。
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