100:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/22(土) 22:11:59.15 ID:CGXDMCHp0
「この猫……!」
噛まれたところから血が出ている。
しかし汀は、小白を弱弱しく抱いた。
「ぶたないで……小白が、助けてくれたの……」
「…………」
圭介は傷を揉んで止血すると、頭を抑えてため息をついた。
「しばらく寝るな。俺がいいというまで起きてるんだ。できるな?」
「…………うん」
「帰るぞ。その生意気な猫も一緒にな」
「猫じゃないよ……小白だよ……」
そう言って、汀は小白の小さな体を、ぎゅっ、と抱きしめた。
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