860:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2012/01/12(木) 05:14:52.75 ID:inKctqE40
妹「お願いだよ。抱いて」
妹「一度でいいから」
盗賊「……そろそろ、あいつらの所へ戻る」
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2012/01/12(木) 05:16:47.15 ID:inKctqE40
妹「あ、うん…」
盗賊「だから女にも慣れてないから」
盗賊「そんな事されたら俺っ……!」どんっ
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2012/01/12(木) 05:17:57.18 ID:inKctqE40
俺は町中では一番裕福な家の生まれだ。
とても幸せな家庭に生まれたと思うし、環境にも恵まれていた。
父さんも母さんはどちらも優秀な人たち。そして妹も。
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2012/01/12(木) 05:19:24.71 ID:inKctqE40
そんな俺を気味悪がらずに相手してくれたのは妹だけ。
妹はいつも俺の話や妄想を聞いては、笑顔でうんうんと最後まで聞いてくれた。
それが俺には嬉しくて、妹の事が好きになるキッカケの1つとなった。
864:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2012/01/12(木) 05:21:12.86 ID:inKctqE40
家の事もあったからな、できそこないの俺は外でとても目立った。
どうして家で人を見るんだ。俺を見ろ、個人として見ろよ。比較するなよ。
そんな気持ちは誰もわかってくれなかった。
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2012/01/12(木) 05:23:23.24 ID:inKctqE40
どうしてまだ笑顔で話しかけてくれるんだ。優しくしてくれるんだ。
わけが分からないし、そうしようとする考えが全く理解できない。
こいつは俺に何を求めているんだ。本当は俺を心の中で嘲笑っているんだろ。
糞っ垂れな俺に優秀な自分が優しくして、話しかけて、優越感に浸ってんだろ。
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2012/01/12(木) 05:25:21.66 ID:inKctqE40
後から知った事だが、妹は何処へ行っても俺の話ばかりしてたらしい。
ブラコンなんて呼ばれていたりもしたのだろうか。
俺の事を侮辱されればすぐさまフォローをする。兄の事を知ってほしいと。
余計な御世話だ。ちくしょう。
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2012/01/12(木) 05:27:40.87 ID:inKctqE40
「……」
妹「落ち着けた、かな。ごめんね、こんな事しかできなくて」
「何だよこれ」
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2012/01/12(木) 05:28:30.23 ID:inKctqE40
部屋
がちゃり
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2012/01/12(木) 05:29:31.04 ID:inKctqE40
魔剣『勇者ちゃん!?』
魔王「うっ、ぐ! はぁ、はぁ、はぁ…!」
戦士「勇者殿ォ!!」
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