過去ログ - ちなつ「ラブストーリー」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[saga]
2011/11/20(日) 18:54:03.50 ID:S6TbHtyy0









――よくある恋物語の、はじまりはじまり。










*ゆるゆりの二次創作です。
*書き溜めは一切なしですが、必ず完結はさせますので亀更新でもご容赦下さい。
*以前に書いたSSの焼き増しだったり、同じようなシーン、設定が多々出てくるかもしれませんが見逃してください。

以上
最後までお付き合いいただけたら幸いです。


2: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 19:08:08.73 ID:S6TbHtyy0





以下略



3: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 19:17:27.60 ID:S6TbHtyy0
―――――
 ―――――

「あかりちゃん、大変大変大変!」
そう言って部室に転がるようにして飛び込んできたのはちなつちゃんだった。
以下略



4: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 20:21:09.96 ID:S6TbHtyy0
得意げに言ったちなつちゃんに、「それじゃあなにが大変なのかわからないよぉ」とへなへな座り込んだ。ちなつちゃんがきょとんとしたあと、「だって大変でしょ?」と首を傾げる。

ちなつ「私、お菓子作りってあんまりしたことないからあかりちゃんに手伝ってもらおうと思って」

なるほど。
以下略



5: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 21:12:08.55 ID:S6TbHtyy0
ちなつちゃんは結衣ちゃんのことが大好きだ。
少し「えっ」と思ってしまうくらいだけど、それでもちなつちゃんが結衣ちゃんのことを好きな気持ちは充分に伝わったから、私はどうしてもちなつちゃんの好きが結衣ちゃんに伝わって欲しいと思う。

だから協力するよ、そう言ったのだ。
結衣ちゃんのことについて知ってる限りのことは教えるし(もちろん答えていいのかどうかわからない質問は答えないようにしてるけど)ちなつちゃんが結衣ちゃんともっと仲良くなれるように私はあかりなりに努力していた。
以下略



6: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 21:42:49.11 ID:S6TbHtyy0
中学生になるまでの一年間、結衣ちゃんやもう一人の幼馴染京子ちゃんとはほとんど会わなかったから昔は当然のように知っていたことすら忘れてしまった。
ちなつちゃんは「ふーん」と考え込むような仕草を見せた。私に本を押し付けてから。

あかり「わー、色々おいしそうなのがたくさんあるねぇ」

以下略



7: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 21:55:42.43 ID:S6TbHtyy0
ちなつ「抹茶クッキーかー。それなら結衣先輩でも食べてくれそう!」

あかり「きっと食べてくれるよ。でもちなつちゃんが作ったものなら結衣ちゃん、なんでも食べてくれると思うんだけどなぁ」

ちなつ「やーん、あかりちゃんったらー」
以下略



8: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 22:06:33.08 ID:S6TbHtyy0
まだ完全に決まったわけでもないのに、私たちはそんなふうに盛り上がる。
ちなつちゃんと一緒にいるのはだから、本当に楽しかった。色々なことを知れて、色々なことで笑えて、毎日毎日まったく退屈しない。

一緒に他の本も覗き込みながら話していると、やっと京子ちゃんたちが部室に入ってきた。
「掃除だりー」といきなり机に突っ伏した京子ちゃんと、その前に座りながら「京子が遊んでばっかで全然終わんなかったんだよ、掃除」と今にも溜息を吐きそうな結衣ちゃん。
以下略



9: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 22:12:35.19 ID:S6TbHtyy0
京子「えー、いいじゃん教えてよー」

そんなちなつちゃんの様子に京子ちゃんは俄然元気を取り戻したのか、嫌がるちなつちゃんに飛び掛って背後を覗き込もうとする。
私があわあわとしていると、結衣ちゃんは「おいこら」の一言でちなつちゃんから京子ちゃんを引き離した。

以下略



10: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/20(日) 22:14:28.46 ID:S6TbHtyy0
今日の投下は以上です
スレタイもっと捻ればよかったと後悔
最後まで見てくださった方ありがとうございました

それではまた明日


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/11/20(日) 23:09:30.73 ID:kFpTx2BDO
ちなあかは正義


12: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 19:03:12.53 ID:suktknMH0
こんばんは
のんびり投下開始


13: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 20:55:03.65 ID:suktknMH0
京子「あかりはどう思うよ!」

あかり「えっ、あかり!?」

突然話を振られて、少し焦ってしまった。
以下略



14: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 21:06:49.71 ID:suktknMH0
あかり「あ、あかりのせいってなにぃ!?」

京子ちゃんにつかまって、がばがばと身体を揺すられる。
ひいぃ、目がまわるよぉ。
くらくらしながらも、なんとか視線だけは京子ちゃんをとらえた。
以下略



15: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 21:44:13.86 ID:suktknMH0
答えあぐねていると、結衣ちゃんが助け舟を出してくれた。

結衣「そんな質問するなよな。私はみんな大事にしてるから」

少し恥ずかしそうにしながらも、結衣ちゃんははっきりそう言ってくれる。
以下略



16: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 23:00:42.93 ID:suktknMH0

ちなつ「ねえねえあかりちゃん、今度いつ空いてる?」

放課後のチャイムが鳴り終わり部室をそれとなく片付けているとき、ちなつちゃんはずっとくっついていた結衣ちゃんから離れてこそこそと私のほうへやってきた。
一瞬なんのことだかわからなかったけど、きっとお菓子作りのことだろうと察した私は「土曜日とかどうかなぁ」と答える。
以下略



17: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 23:05:07.66 ID:suktknMH0
私は戸惑いながらもこくんと頷いた。
まだ夕暮れ時には早く、少しくらいなら寄り道したって構わないだろう。

あかり「いいけど……」

以下略



18: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 23:12:51.64 ID:suktknMH0
結衣「あれ?あかり、帰らないの?」

不思議そうに結衣ちゃんが立ち止まった。
帰り道。
京子ちゃんも、先に歩き出していた足を止めて振り返る。
以下略



19: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 23:22:54.02 ID:suktknMH0
うちのお姉ちゃんは、優しい。
優しくて私を大事にしてくれるけど、大事にしてくれるゆえにたまに異常なほど私のことを心配するときがあるから、中学生になった今は少しだけそんなお姉ちゃんの存在が悩みの種だ。

結衣「ちなつちゃんもお姉さん、いるんだっけ?」

以下略



20: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 23:29:11.00 ID:suktknMH0
うおおおおっと謎の悲鳴をあげる京子ちゃんの声を聞きながら、私はちなつちゃんのお姉ちゃんはどんな人かなぁと想像してみた。
きっとちなつちゃんにそっくりな、可愛い人なんだろうなぁ。

結衣「それじゃ、私たちはそろそろ帰るね。ほら京子、行くぞ」

以下略



21: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/11/21(月) 23:35:34.83 ID:suktknMH0
ううん、と当然のようにちなつちゃんが首を振って、私は「えぇっ」と声を上げた。
それならどうして私を誘ったんだろう。
嫌だったわけじゃないけど、こんなふうに放課後二人で一緒に寄り道するのは初めてだったから(寄り道したとしてもいつも結衣ちゃんたちがいるし)少し驚いてしまった。

でも、ちなつちゃんと本当に仲良くなれた証拠かなぁ。
以下略



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