過去ログ - 阿良々木「忍と出遭えて、良かった」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/23(水) 02:33:58.04 ID:ooj8npSA0
「やだ、阿良々木君。こんなところで穴穴叫ばないで頂戴。恥ずかしいわ」
「お前は何を想像しているんだ!?」
今戦場ヶ原と僕は昼食がてら大学の食堂にいたのだった。
「冗談はともかく、楽しみに待っているわ。日付は今週の日曜日でお願いする
わ。時間は……まあ、私の機嫌が良い時間に設定してね」
「お前の機嫌を僕は四六時中把握していること前提なのかよ……」
「阿良々木君と一緒なら、機嫌なんかいつでもいいに決まってるでしょ?それ
じゃあ、また後でね。阿良々木君」
「あ、ああ……またな、戦場ヶ原」
不意打ちだった。本当に、あいつは僕にはもったいないぐらいの女だとつくづく思う。
僕と戦場ヶ原の授業の日程はほぼ同じだけど、羽川が入学したときに全ての単位が僕のペースで取れるかつ、戦場ヶ原と一緒に居れるという条件を取り入れた
完璧な日程を組んでくれた。感謝と驚きだけが募った。
羽川は旅立った。
八九寺は成仏し、神原は高校で最後の一年間を過ごしている。
僕が深く関わった人は今、自分で選んだ道を進んでいく。それは、僕が思って
いるよりも凄い速度で。
だから僕も進まなくてはならない。次出会うとき、僕一人だけ取り残されていては笑い話にもならない。
―まあ、それはそれとして、戦場ヶ原とのデートどうすっかな。
「なあ、忍」
僕は忍に相談しようと思って、忍に声をかけた、だけど。
「しの……ぶ?」
遅すぎる、気づくのが。
忍が僕の影から消えている。
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