過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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57:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:21:29.57 ID:x6ZGLcOAO
 マリーダは頷き、メットを左から右に持ち替える
 僅かに距離が縮まる、自然なことだがつい背筋が伸びてしまうのを感じた
 彼女は直後に少し顔を伏せ、言葉を続けた
 憂いを帯びた顔には、えもいわれぬ艶が宿って見えた

以下略



58:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:25:06.10 ID:x6ZGLcOAO
グラハム「マリーダ、今回部隊は分かれるが、目的が目的だ」

グラハム「あのときの約束。忘れるなよ」

マリーダ「了解、マスター」
以下略



59:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:26:52.81 ID:x6ZGLcOAO
グラハム「全部隊、1200より予定されたルートを通り索敵に入る」

グラハム「目標、サイクロプス及びヅダを発見した場合即座に全部隊へ連絡、もしくは照明弾による合図を以て知らせろ」

グラハム「敵MSは全て加速力に秀でた太陽炉搭載機、一瞬の油断が死を招くと思え。いいな!」
以下略



60:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:31:19.80 ID:x6ZGLcOAO
 そんなことを考えている内に、地表は遥かに遠い足の下
 眼前には何処までも広がる空、右手には茶褐の大地、左手には母なる海が悠然と広がっている

グラハム「…………」

以下略



61:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:34:54.36 ID:x6ZGLcOAO
――そして夜――

リディ「よっ……と」

マリーダ「マーセナス、此処だ」
以下略



62:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:37:51.03 ID:x6ZGLcOAO
 その時、賑やかな青空食堂が僅かながら静かになる
 人の流れが止まり、兵士が道を開けていくのが見えた
 その原因は、すぐに判明した

グラハム「始めているな、諸君」
以下略



63:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:40:36.95 ID:x6ZGLcOAO
グラハム「マネキン大佐から、RGMのアクアタイプの配備申請が上層部に提出された」

グラハム「海の拠点はそちらに任せよう、我々の当面の敵はアフリカ南部の反国連勢力だ」

グラハム「しかしながら前線基地から沿岸基地への戦力の移動、どう見積もっても猶予が必要になる」
以下略



64:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:44:01.82 ID:x6ZGLcOAO
 会話がピタリと止み、皆の食事の速度が目に見えて上がっていく
 置いていかれぬよう、慌てて拳大のパンを口に詰め込む
 固かった、泣きたくなるくらいに


以下略



65:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:46:24.29 ID:x6ZGLcOAO
――――

リディ「…………」

 食事を終え、輸送機への道を一人歩いていく
以下略



66:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:49:47.65 ID:x6ZGLcOAO
――輸送機――

リディ「…………」

ダリル「何凹んでんだ?」
以下略



67:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/12/09(金) 03:55:08.15 ID:x6ZGLcOAO
ダリル「なぁ、リディ」

リディ「……」

ダリル「隊長が何故お前を呼んだか、その理由を知っているか?」
以下略



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