過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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◆ES7MYZVXRs
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2012/11/25(日) 02:15:22.05 ID:VBYVP1jFo
隣を走るのはまだ中学生の女の子だ。
だが彼女はレベル3で、やっぱり浜面とは能力的に大きな差がある。
例え体力的には圧倒できても、それは能力で簡単に逆転されてしまう。
今まで暗部との戦いばかりだったためか、こうした一般の学生の事をどこか甘く見ていたところがあったのかもしれない。
以下略
493
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:17:23.00 ID:VBYVP1jFo
しかしそれは絶対ではない。
幾つものピースが上手く咬み合って、それで初めてとっかかりが生まれる。
その上で幸運や機転が重なる事で何とか勝ちを拾うことができる。
以下略
494
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:18:12.70 ID:VBYVP1jFo
タッタッタ……と足音が響いてくる。
廊下の角を曲がってきたのは湾内絹保だった。
以下略
495
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◆ES7MYZVXRs
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2012/11/25(日) 02:18:46.63 ID:VBYVP1jFo
「……どういう事だ?」
「あなたの言葉には何も説得力がありませんわ。そしてそれはわたくしも同じ。
食蜂操祈が支配する空間では言葉などというものは何の力も持ちません」
以下略
496
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:20:27.21 ID:VBYVP1jFo
すり鉢の縁にあたる外周部には何人もの常盤台生がこちらをじっと見つめている。
どこかで見たような光景だ。
いや、これは――――。
以下略
497
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:21:25.51 ID:VBYVP1jFo
すると婚后は恐る恐るというか、かなり申し訳なさ気に浜面を見る。
浜面はジト目で婚后を見つめ、
「……で、結論は? まだ俺は敵だと思うか?」
以下略
498
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:22:21.67 ID:VBYVP1jFo
上条はフラフラと立ち上がる。
まだ焦点が定まらず辺りがぼやけて見えるが、気にしている場合ではない。
インデックスを闘いに巻き込むわけにはいかない。
以下略
499
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:23:18.74 ID:VBYVP1jFo
インデックスが綺麗な碧色の目を見開いて、声を漏らす。
その声は、人気のない夜の道路に降る雨を思わせた。
静かで、それでいて悲しい。人の心に染み渡るような不安も内包している。
以下略
500
:
◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:24:14.15 ID:VBYVP1jFo
人が現れた。
正確に言えば人ではない。だが、上条は“彼女”を“人”と呼ぶ。
まるで最初からそこに居たかのように何の音もなく、何の気配もなく現れたのは気の弱そうなメガネをかけた女の子。
だが珍しいことに、今はその表情に気丈さも見る事ができる。
以下略
501
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:25:11.11 ID:VBYVP1jFo
「私は私の友達を助けます」
「そんな事ができると思っているんですか? いくらあなたでも第一位と第二位を相手にするのは無理でしょう?」
以下略
502
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/11/25(日) 02:26:18.43 ID:VBYVP1jFo
上条は力を込めて一方通行の拘束から抜けだそうとする。
「風斬!!!」
以下略
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