過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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498: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:22:21.67 ID:VBYVP1jFo

上条はフラフラと立ち上がる。
まだ焦点が定まらず辺りがぼやけて見えるが、気にしている場合ではない。
インデックスを闘いに巻き込むわけにはいかない。

以下略



499: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:23:18.74 ID:VBYVP1jFo

インデックスが綺麗な碧色の目を見開いて、声を漏らす。
その声は、人気のない夜の道路に降る雨を思わせた。
静かで、それでいて悲しい。人の心に染み渡るような不安も内包している。

以下略



500: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:24:14.15 ID:VBYVP1jFo

人が現れた。
正確に言えば人ではない。だが、上条は“彼女”を“人”と呼ぶ。
まるで最初からそこに居たかのように何の音もなく、何の気配もなく現れたのは気の弱そうなメガネをかけた女の子。
だが珍しいことに、今はその表情に気丈さも見る事ができる。
以下略



501: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:25:11.11 ID:VBYVP1jFo

「私は私の友達を助けます」

「そんな事ができると思っているんですか? いくらあなたでも第一位と第二位を相手にするのは無理でしょう?」

以下略



502: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:26:18.43 ID:VBYVP1jFo

上条は力を込めて一方通行の拘束から抜けだそうとする。

「風斬!!!」

以下略



503: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:27:05.11 ID:VBYVP1jFo

一方通行は無言で食蜂の方を見ている。
この様子だと、おおよそ全ては把握しているのだろう。
準備運動のように、右手をパキパキと鳴らす。

以下略



504: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:28:25.08 ID:VBYVP1jFo

思わず喉が干上がるかと思う。
まるで銃口を向けられているような感覚だ。
彼女の指の動き一つで全てが変わってしまう、その点では銃と変わらないのかもしれない。

以下略



505: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:29:10.82 ID:VBYVP1jFo

上条は食蜂の言葉を遮る。
そして少しも気後れした様子を見せない堂々とした表情で言い切る。

右手で頭を押さえていれば例え記憶を弄られたとしてもすぐに治すことが出来るだろう。
以下略



506: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:29:44.91 ID:VBYVP1jFo

「あの方にかけられている食蜂操祈の洗脳、それを解く鍵があなたにありますわ」

「レベル5の洗脳がそんな簡単に解けんのか?」

以下略



507: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/11/25(日) 02:30:19.79 ID:VBYVP1jFo

浜面は少し考えて、

「……いや、でもハグしてキスなんてできねえだろ。確実にその前に妨害にあう」

以下略



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