過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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701: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:36:52.90 ID:g9sjJPBmo

浜面は目をわずかに動かして麦野から逸らす。
仰向けになって彼女を見上げているため、その背後には相変わらず灰色の雲が広がっており、上空から雪が浜面の顔に落ちてくる。
彼女の表情は少しの揺らぎもない、とても強いものだった。

以下略



702: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:37:46.25 ID:g9sjJPBmo

時刻はもうじき昼食時。
とりあえず元のコースに戻ってから、上条達とも合流してからスキー場のレストランで済ますのが一番いいだろうと浜面は考え、起き上がろうとする。

しかし、その動作は再び止められてしまう。
以下略



703: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:38:50.87 ID:g9sjJPBmo

程なくして、答えは出てきた。
そんな事は分かるはずがない。

もし、どこかの歯車が違っていたら。
以下略



704: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:40:17.46 ID:g9sjJPBmo



***

以下略



705: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:41:16.41 ID:g9sjJPBmo

それでも、美琴はすぐに首を縦に振る事はできない。

自分の頭の中に浮かんでいるその選択肢は、美琴も食蜂も不利にする可能性を孕んでいる事くらいは理解している。
だが、例えそうだとしても、美琴にはその選択肢が一番正しいものだと思えてしまう。
以下略



706: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:41:57.26 ID:g9sjJPBmo

相手にとって自分との未来は幸せなのだろうか。
そんな事を考えて悩んでいては、誰も告白できなくなってしまうかもしれない。
そして多くの者は、相手に幸せに思ってもらうように頑張ろうと決意するのだろう。

以下略



707: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:43:06.36 ID:g9sjJPBmo

ところで、先程周りを見渡した時に気になるものが目に入った。

「おい御坂、どうした? 調子でも悪いのか?」

以下略



708: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:44:07.70 ID:g9sjJPBmo

もう自分が掴んでいる所しか残っていない、憐れなリモコンの残骸をポカンと眺める食蜂。
しかしその後すぐに我に返って、

「ちょ、ちょっとぉ!!! いきなり何してんのよぉ!!!」
以下略



709: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:45:01.01 ID:g9sjJPBmo

そして案の定、事情をよく知らない麦野や垣根や浜面、そして一方通行までが「うわぁ……」といった感じでこちらを見ていた。
上条は慌てて、

「ま、待ってください!! これは何かの間違いなんです!!」
以下略



710: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:45:31.98 ID:g9sjJPBmo

そして垣根が、

「……あぁ。上級者コースってのは一歩間違えれば命を失うような場所だ。そんな軽い気持ちで来ればどうなるか分かんねえぞ」

以下略



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