過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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706: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:41:57.26 ID:g9sjJPBmo

相手にとって自分との未来は幸せなのだろうか。
そんな事を考えて悩んでいては、誰も告白できなくなってしまうかもしれない。
そして多くの者は、相手に幸せに思ってもらうように頑張ろうと決意するのだろう。

以下略



707: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:43:06.36 ID:g9sjJPBmo

ところで、先程周りを見渡した時に気になるものが目に入った。

「おい御坂、どうした? 調子でも悪いのか?」

以下略



708: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:44:07.70 ID:g9sjJPBmo

もう自分が掴んでいる所しか残っていない、憐れなリモコンの残骸をポカンと眺める食蜂。
しかしその後すぐに我に返って、

「ちょ、ちょっとぉ!!! いきなり何してんのよぉ!!!」
以下略



709: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:45:01.01 ID:g9sjJPBmo

そして案の定、事情をよく知らない麦野や垣根や浜面、そして一方通行までが「うわぁ……」といった感じでこちらを見ていた。
上条は慌てて、

「ま、待ってください!! これは何かの間違いなんです!!」
以下略



710: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:45:31.98 ID:g9sjJPBmo

そして垣根が、

「……あぁ。上級者コースってのは一歩間違えれば命を失うような場所だ。そんな軽い気持ちで来ればどうなるか分かんねえぞ」

以下略



711: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:46:35.56 ID:g9sjJPBmo

彼女は少し口を尖らせると、

「もしかして上条さんは運動できる子がタイプとかですかぁ?」

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712: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:47:18.43 ID:g9sjJPBmo

気を取り直して、といった感じで彼女は口を開く。

「じゃあ今はとにかく私とイチャイチャ――」

以下略



713: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:48:19.88 ID:g9sjJPBmo

その転びっぷりはもはや芸術的とも言えるくらいで、周りのスキー客もぎょっとしているくらいだ。
上条もインデックスも、そして美琴でさえも彼女のその有様が悲惨すぎて笑う気にもなれなかった。

食蜂はボスッと雪の中から顔を引きぬいた。
以下略



714: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:49:08.78 ID:g9sjJPBmo

「インデックスの方は本当にもう大丈夫なわけ? あっちだけじゃなくて、アンタもって意味だけど。イギリスに行っちゃった後、また荒れまくったりするんじゃないでしょうねアンタ」

「あぁ、それは大丈夫だ。あの時は悪かったな、お前にも迷惑かけて」

以下略



715: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/06/27(木) 14:49:58.21 ID:g9sjJPBmo

声も表情も先程までとは違う。
上条の言葉を受けて美琴は一瞬無表情になり、それから取り繕っていつもの調子に戻そうとしていた。
だがこうして気付かれている辺り、それも失敗しているという事になる。

以下略



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