過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
1- 20
753: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:45:43.25 ID:wF64hV+jo

そして、食蜂操祈は浴衣の袖口からリモコンを取り出す。

「悪いけど、あなたのその選択は私にとっても不都合なのよ。だから、ここで止めさせてもらうわ」

以下略



754: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:46:19.80 ID:wF64hV+jo



***

以下略



755: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:47:29.19 ID:wF64hV+jo

しかし、一方で彼女はそんなどうでもいいような会話をしに来たわけでもないらしい。
まぁ、考えてみればわざわざこんな所まで来るのだから、それも当たり前だ。

「それで、こんな所でアンタ一人で考え込まないといけない事って何なの?」
以下略



756: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:48:18.34 ID:wF64hV+jo

「インデックスは全然そんな事思ってねえのにな。アイツは立派な想いを持って、イギリスで自分の力を役立たせたいって思ってる。
 それなのに、俺はそれを無視して、ただ俺の都合が良いってだけで無茶苦茶な事を思っちまった。それで、同時にすっげえ怖くなったんだ」

「怖い……?」
以下略



757: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:49:05.01 ID:wF64hV+jo

そんな彼女にとって上条は、

「アンタもアンタで、私のことをただの中学生として扱ってくれた。
 そんな人今まで居なかったから、最初はちょっと戸惑ったけど、やっぱり気が楽で居心地が良かった」
以下略



758: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:49:43.75 ID:wF64hV+jo

先程よりハッキリとした声。

上条の視線は、美琴に向けたまま固定されてしまった。
他のものは何も見えてこない。夜の闇も、ぼんやりとした民家の光も、舞い落ちる白い雪も。
以下略



759: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:50:40.21 ID:wF64hV+jo

今ならハッキリ言い切ることができる。それは単なる逃げでしかなかったのだ。
そう思い込むことで楽な方へと進もうとする。無理矢理悩みはなくなったという事にする。
いや、家族というのは合っていると言ってもいいのかもしれない。だが、彼女を女の子として意識している事から、娘という事はない。

以下略



760: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:51:23.56 ID:wF64hV+jo

「そんじゃ、私は先に戻ってるわよ」

「あっ、俺も行くよ。流石にさみーし」

以下略



761: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:52:12.93 ID:wF64hV+jo

男部屋の前に着くと、何やら中で盛り上がっているのが聞こえてくる。
上条は小さく笑うと、そのドアを開いて中に入った。


以下略



762: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/07/16(火) 17:52:43.68 ID:wF64hV+jo

しかし、少しして思った。
こういうのも自分らしいのではないか。不幸な上条にとっては自分の思い通りにならない事なんてしょっちゅうなのだ。
まぁ、この状況を不幸といえばあらゆる者達からフルボッコにされる可能性が高いが。

以下略



1002Res/1634.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice