過去ログ - 女「we are…」 幼女「てらーざ!」 姫様「ゴースト。」
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114: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:35:12.01 ID:HKlYzKeV0

父親「くぉらぁっ!また猫に餌やってないでしょ!毎朝ちゃんとやりなさいっつってるでしょうが!!」

少女「はいはい」

以下略



115: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:36:54.52 ID:HKlYzKeV0

少女「……。」

 少女は踵を返し、足音をたてて自室へと向かう。

以下略



116: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:39:45.45 ID:HKlYzKeV0


―親へのあてつけで猫を拾ってくるなんて―


以下略



117: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:41:47.91 ID:HKlYzKeV0

 彼女は自身が頭脳明晰だと過信しているのだ、
―だから親へのあてつけなど考え、だからこそ失敗したときの事は考えていなかった。

少女「まさかすぐに「飼っていい」ってくるなんて」
以下略



118: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:43:20.39 ID:HKlYzKeV0

ベッドに座り直し、横着にも右腕をついて前のめりになり、左手をノブに伸ばす。

少女「ふ、ぎ、ぎ、〜っ」

以下略



119: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:45:38.82 ID:HKlYzKeV0

クロ「ミィ」

 「そうだ」と言いたいのか、もしくは「邪魔をするな」と言いたいのか、クロは自信満々といったように鳴いた。

以下略



120: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:48:55.15 ID:HKlYzKeV0

 少女の思い出の懐古は少し時が進んだようで、

少女「―なんでお母さんはあんな酷いことを…」

以下略



121: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:51:17.35 ID:HKlYzKeV0

 そんな事をもらしながら猫を抱えたまま立ち上がり、机に向いて椅子に腰をそぉっと下ろす少女。

 すっかり眠ってしまったクロをももに乗せて、しまい忘れている舌をつつきながら、目の前の棚から一冊の本を取り出す。
 "はじめての動物の医学"と題されたその本は、背表紙に、紫色のフリスビーで白い大きな犬と遊ぶ、少女のお父さんと同じかそれ以上の年齢に思える白衣の男性の写真がプリントされている。
以下略



122: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:53:27.13 ID:HKlYzKeV0

 この時代の絵は不思議なものが多い。

私の時代の絵は今で言うところの写真に近かった。
 物と景色の境界は黒色ではなく、周りの景色に溶け込むような、
以下略



123: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:54:00.66 ID:HKlYzKeV0


 心なしか、
生前の記憶にも靄がかかるように思い出せなくなっている。



124: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/12(月) 01:56:13.34 ID:HKlYzKeV0

―――――――。



以下略



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