174: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/18(日) 19:43:44.64 ID:+zrhUEmho
セキュリティのしっかりした高級マンション。
そこが巴マミの家であった。
(親戚の人の家なのか?)
和子のマンションよりも幾分立派なその建物を色々と観察しながら播磨は考える。
「ここです」
エレベーターからおりて、巴マミの部屋に行く。
「保護者の人とか、いねェのか」
いきなり男を連れてきたら驚くだろう、と播磨は少し心配してみる。といっても、
マミやその家族を気遣ったわけではなく、専ら自分の立場が危うくなるのを恐れただけなのだが。
「大丈夫ですよ、一人暮らしですから」
「は?」
巴マミの部屋は、独り暮らしにしてはしっかりと片付いていており、落ち着いている。
ただ、生活感をあまり感じさせないなと播磨は思った。
ちなみに播磨が初めて和子のマンションに行った時は、部屋にババシャツが干してあった。
「そこら辺に適当に座ってくださいな。今、お茶をいれますから」
「ああ」
窓からオレンジ色の光が微かに差し込んでくる。
決して眩しくはないが、一日の終わりを感じさせ、思考力が鈍ってきそうになるようだ。
台所では、マミが色々と準備をしている。
その間播磨は手持無沙汰だったので、携帯をいじってみる。
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