558: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/08(日) 20:05:23.30 ID:rjWT9VOTo
同じ日。
播磨とまどかは都内某所にいた。
洋風と和風のまざったようなその建物に、播磨はまどかを連れて再び足を踏み入れる。
「あら、いらっしゃい」
先日とはまた違った着物のような服装で出迎えるこのミセの主人、壱原侑子(偽名)。
播磨たちは靴を脱いで、ミセの奥に入る。
この日は前と違って晴れていたので、ミセの雨戸はすべて開かれており、部屋の中も明るく感じた。
部屋から広い庭が見える。
「可愛らしい女の子を連れているじゃない? 妹さん?」
「いや、違います。知り合いの娘さんです」
「か、鹿目まどかです」
まどかはそう言って、一礼する。
「ふふ、本当にかわいい」
まどかの顔を見て、侑子は微笑む。
「それにしても暑いわね」
そう言うと、侑子はペットボトルの水をコップに注いでぐびぐびと飲んだ。
「ぷはああ。生き返る、あなたも飲みなさい」
侑子は、空いているグラスを出して、そこに水を灌ぐ。
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