619: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/16(月) 19:38:22.03 ID:FwuKrF9no
「どうやら本体は逃したみたいだけど、まあこれでいいわ」
そう言うとマミは被っていた帽子を脱いだ。
すると、彼女の白のブラウスや黄色のスカートなどが消え、元々着ていた
見滝原中学の制服へと変わって行く。
「ど、どうなってるの?」
「魔法みたい」
まどかがそういうと、少女は答える。
「魔法みたい、じゃなくて魔法なのよ」
「魔法?」
「そうよ」
気がつくと、先ほどまで周りに広がっていた不気味な雰囲気の世界もいつの間にか、
元の見覚えのある空間に戻っていた。
「とりあえずはじめまして。自己紹介をしておきましょう。私は見滝原中学三年、巴マミよ」
巴と名乗る少女は、そう言って笑顔を見せる。
「あの、巴先輩」
「マミでいいわ。そういう堅苦しいの、苦手なの」
「あ、はい。マミさん」
「なあに?」
「この子は、あなたの飼い猫か何かですか?」
そう言って、まどかは両手に抱えていた白い生物を差し出す。
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