7: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/11(日) 19:27:05.50 ID:3NsOQz0Wo
「ほら、拳児くんこの街に来てからまだ短いでしょう? 知り合いとこもいないだろうと思って」
「大きなお世話だ」
「もう店の予約しちゃったから」
「おいおい」
「拳児くんが行かないっていうんだったら、私だけ食べちゃおっかなー♪」
「何の店だ」
「何って中華よ中華。とーっても美味しいの」
「……」
そういえば、今日一日歩き回って腹が減っっていた。
「わーったよ」
「あら」
「行くよ。行きゃいいんだろう」
「やったあ。早速お着替えしましょう?」
「別にいいだろう」
「ダメよ、ちゃんとした格好でお出掛けしなきゃ、女の子にモテませんよ」
「大きなお世話だ! 和子は俺のことより自分のことを心配しろ」
「いやん。もしもの時は拳児くんが貰ってくれたら問題なしよ」
「無理に決まってんだろ。血ィつながってんだから」
「さあて、着替えましょうか」
「はあ……」
悪い女ではないのだが、独特のリズムを持った性格は付き合い難いだろうな、
と播磨は昔から思っていた。
「拳児くん、覗いちゃ駄目よ」
「誰が覗くか!」
××歳の裸体には、当然興味のない播磨であった。
*
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