79: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/14(水) 20:11:53.41 ID:caHHzrrpo
播磨の目の前には、いくつもの料理が並んでいた。
高級料理というわけではないけれど、おかずの種類が多い。
「いやあ、拳児くんが来るって聞いたらまどかが手伝いしたいって言ってねえ」
料理を並べながら和久は言う。
「これとこれはまどかが作ったんだよ」
「そおなんですか」
「もうパパ! 恥ずかしいからあんまり言わないでよ」
「いやだって、せっかく作ったんだし」
「ごめんね拳児くん。美味しくなかったら美味しくないって言っていいから」
「いや、別に」
まどかの作った物なら、毒でも入っていない限り食いつくす、と播磨は思っていた。
「あら、皆揃ってるね」
昼間のスーツ姿から、すっかりリラックスした服装に変わった詢子が入ってくる。
「じゃあいただきましょうかね」
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