過去ログ - 女勇者「頼む、仲間になってくれ!」黒騎士「報酬はいか程で?」
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146:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:01:24.41 ID:yywRlp/h0


――『狩猟宮殿』

『太陽の都』より東に数キロ行った所にある森の中に建てられた、
以下略



147:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:03:42.01 ID:yywRlp/h0

意外な事ではあるが、大陸でも有数の実力を持った傭兵騎士であり、
しかも『征魔軍』を結成し、人間世界全体で北へと攻め入ろうと言う時分に在りながら、
黒騎士は未だ傭兵の契約を為す事が出来ていなかった。

以下略



148:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:05:30.17 ID:yywRlp/h0

狩猟宮殿は二階建てで、一階は使用人達のスペースであり、
勇者王家並びに来客の為のスペースは二階である。

黒騎士が通されたのは、二階に設けられた、
以下略



149:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:06:54.24 ID:yywRlp/h0

――『海賊騎士』
――あるいは『巌窟(いわや)の海賊騎士』

それがこの男の名前である。
以下略



150:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:07:32.04 ID:yywRlp/h0

――その目論見は見事に成功した。

小さな快速ガレー船に掲げられた軍旗の紋章……『翼のある蛇』を見た商船は、
ただそれだけで絶望したと言う程に、海賊騎士とその一家は猛威を振るったのだ。
以下略



151:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:09:52.23 ID:yywRlp/h0

『北方海運同盟』とは、北の海を中心に活動する海運商人達の巨大かつ強力な商人ギルド組織である。
単なる商人ギルドでは無く、自前の軍事力を備えた、立派な『諸侯』の一角であり、
魔族世界の鉱山利権を狙って、今回の『征魔軍』への積極的な投資、諸侯諸王の軍勢の海上輸送請負、傭兵軍の派遣に精を出している。
また、その財力を縦横に使って、商売敵に、今度の『征魔軍』へと関われない様に、締め出し工作に奔走しているのである。
以下略



152:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:10:23.53 ID:yywRlp/h0

集まった面子の顔を次々と眺めていた黒騎士の瞳に映ったのは、
緑の鱗で覆われた三角形の大きな鎌首と、細い瞳孔の双眸である。
言うまでも無く人間では無い。
『蛇人間』だ。
以下略



153:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:11:20.01 ID:yywRlp/h0

実に雑多な集まりである。
年齢、出身地、身分、さらには種族すら異なる雑多な人々の集まりである。
しかし、その全てが、黒騎士も良く知っているか、直接の面識は無くとも、傭兵稼業をやっていれば一度は噂話を聞く様な連中であった。

以下略



154:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:12:11.43 ID:yywRlp/h0

金色の短髪に翡翠色の瞳を持った少女は、
白一色のローブを身に纏い、その上から深紅のマントを羽織っている。
体つきが豊かなのはローブの上からでも良く解ったが、
女性的な体に対し、その双眸相貌はきりりとして凛々しく、一本芯の通った印象を人に与える。
以下略



155:1 ◆ItNEKgTFQ.[age saga]
2012/01/09(月) 22:16:14.97 ID:yywRlp/h0
はい、今日はここまでです
長らくお待たせした割に短くて申し訳ない

次回は早くしたいものです


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