156:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/30(金) 23:53:42.07 ID:AgqHfRq60
「唖然、なにを驚いているのだ」
「願いをかけたランプの正体を、まさか君ともあろうものが理解していなかったわけ
157:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/30(金) 23:55:43.05 ID:AgqHfRq60
度の過ぎた異端は身内であろうと刈り取るのが『必要悪の教会』の基本理念である。
上条当麻との交流で角が取れて久しいとはいえ、まさか異教徒の、素性もろくに知れぬ
錬金術師の怪しげな詠唱に手を貸すなどとは。
158:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/30(金) 23:59:38.01 ID:AgqHfRq60
「厳然、そういうことだ。もはや私の出る幕ではない」
159:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 00:00:54.99 ID:VImMrTW10
「傲然、貴様の価値観を私に押し付けるな。貴様がどう思っていようが勝手だ。だがな、
私に言わせればそれは、負けの目の出ない敵を土俵に乗せて勝負を“してやった”心地に
浸るような、鼻持ちならない傲慢だ」
160:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 00:06:31.45 ID:VImMrTW10
十一年前の『黄金錬成』は原因不明のまま解除された事実だけが浮き彫りにされ、
錬金術師のエゴの犠牲者がこの世のどこかに存在するのだと、鮮明に照らしだした。
真実と現状を重ね合わせれば、インデックスがその決して存在を認める訳にはいかない、
161:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/31(土) 00:09:00.25 ID:VImMrTW10
その時だった。
162:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 00:12:04.61 ID:VImMrTW10
「とうま、止めて!! そんなことしたらステイルが死んじゃうッッ!!!」
163:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 00:14:03.32 ID:VImMrTW10
「要するに、さ。昔バードウェイから説明されたことがあるんだけど、俺の『幻想殺し』は
『異常』を『正常』に戻すことはできても、その逆はできないらしいんだ」
164:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 00:18:37.39 ID:VImMrTW10
それでも、アウレオルスの物憂げな相貌はいまだ固定されたままだった。
165:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 00:22:38.08 ID:VImMrTW10
「学園都市に在住する、とある一般教師二十七歳の戸籍謄本、だぜい。名前に覚えは
……あるわけないか。お前は別に“彼ら”の先生でもなんでもなかったんだからな」
166:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 00:25:45.94 ID:VImMrTW10
小器用に一回転させて差し出したのは、ロンドンと学園都市を結ぶ通信用の術式。
七月十五日にステイルとフィアンマが作戦伝達に使用した一品だった。
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