191:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:10:20.95 ID:VImMrTW10
インデックスはステイルの首っ玉にしがみついて、至近距離からバーコードの直上の
眼差しを覗きこんだ。
瞳の色は、いつの日も自分を誠実に見つめてくれていた紅だった。
192:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:11:04.82 ID:VImMrTW10
193:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:12:13.85 ID:VImMrTW10
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お偉い方専用の大病室に、開け放たれた窓から静けさが舞い戻ってきた。
194:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:14:19.18 ID:VImMrTW10
部屋に備え付けの壁掛け時計は、午前七時の訪れを二人に教えてくれている。
慰霊祭の式典開始は十時。
メインイベントである鎮魂の儀を執り行うインデックスは、もろもろの準備のため最低でも
195:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:15:40.67 ID:VImMrTW10
「あと、だね。さっきから、君の声が少々…………その、性的にすぎると思うんだが」
「…………っ! だ、だってステイルの触り方が、エ……エッチなんだもん!」
196:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:17:19.99 ID:VImMrTW10
『ゆ、指ふぇちだったんだ、ステイルって、ぷぷっ!』
『笑うな! 君が言えと言ったから僕は……くそっ!』
197:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:19:00.33 ID:VImMrTW10
「い、いい加減にしてよ、すている……」
198:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:20:43.79 ID:VImMrTW10
「う、ウソつかないでほしいかも! ちゃんと返事の返事してくれたでしょ!」
199:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:21:52.76 ID:VImMrTW10
「僕の残りの人生は、君のものだ。僕は君のものだ」
200:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:23:00.35 ID:VImMrTW10
「…………ずるいよ、すている」
201:>>1 ◆weh0ormOQI[saga sage]
2011/12/31(土) 01:23:34.26 ID:VImMrTW10
「断然、俄然、断々然。当然、ステイルだけのものなんだよ」
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