6:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:34:49.86 ID:21JsyUv70
  
 >>4 
 前スレで終わらせる気マンマンだったからこのスレタイ適当なんですよねー 
 シリーズ(笑)全体のタイトルだと思っていただければ 
  
7:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:37:09.22 ID:21JsyUv70
  
  
 ――Passage14―― 
  
  
8:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:39:30.10 ID:21JsyUv70
  
  
 「アレイ、スター? …………っ!」 
  
  
9:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:40:52.51 ID:21JsyUv70
  
  
 以上がローラも断片的に知り得た『法の書』の記述と、今までのアレイスターとの対話 
 から推測される、『プラン』が行き着く終着点だ。 
 『メインプラン』も『スペアプラン』も『予備プラン』も『廃棄プラン』も、通過するルートこそ 
10:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:41:50.99 ID:21JsyUv70
  
  
 しかし、それはなにか違う気がする。 
 ローラはそう直感した。 
 眼前の人非人が流す涙の意味を、彼女はどこか遠くの景色に見たような気がする。 
11:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:43:03.07 ID:21JsyUv70
  
  
 聞かれてもいないことはべらべら喋っておきながら、今さらなんという言い草か。 
 スッ、と脳に血液が上る感覚を味わった。 
 それだけならば本日数度目の体験であった。 
12:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:44:15.45 ID:21JsyUv70
  
  
 「迎えが来たようだな」 
  
 「え?」 
13:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:45:44.30 ID:21JsyUv70
  
  
 青年は女神の降臨をも映し出したスクリーンに一瞬目線をやって、首を振った。 
 延々と魔術師と魔神の激闘を上映していた銀幕に、微細なヒビが無数に入っていた。 
  
14:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:47:06.17 ID:21JsyUv70
  
  
 稜線に消えゆく男の唇が最後にかすかに震えた。 
 紡がれたのは実の娘にではなく、彼女を両の腕に閉じこめた、神父服の青年に宛てた 
 言の葉だった。 
15:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:48:29.29 ID:21JsyUv70
  
  
 間もなく、視界が一面の闇に塗りつぶされた。 
  
  
16:>>1 ◆weh0ormOQI[saga]
2011/12/25(日) 22:50:02.97 ID:21JsyUv70
  
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 聖なるかな、聖なるかな。 
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