207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:14:05.18 ID:UYdO573Zo
「ダメだよ、死んじゃ」
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2012/01/07(土) 01:15:59.88 ID:UYdO573Zo
部屋の静寂を、まどか言葉が少しずつ壊していく。
その響きに、目覚めの喜びの感覚は、不穏な何かに塗り替えられていく。
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2012/01/07(土) 01:16:56.80 ID:UYdO573Zo
「この部屋にいたはずの、あなたを」
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2012/01/07(土) 01:17:55.87 ID:UYdO573Zo
強く揺さぶる。
どうか目を覚ましてと願いながら。
今のまどかは、こうして動いて喋っているけれど、起きていない。
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2012/01/07(土) 01:20:13.66 ID:UYdO573Zo
【Side:鹿目まどか】
正論だった。
わたしに言い返すことは、できなかった。
212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:22:59.30 ID:UYdO573Zo
到着したマミさんの家で出迎えてくれたのは、見たことのない女の子。
さも当然のように振舞うその様子に、一瞬だけパニックに陥ってしまう。
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2012/01/07(土) 01:24:12.72 ID:UYdO573Zo
ドアの一つを開けて、寝室と思しき部屋に入って。
そこにはマミさんがいた。
214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:25:00.83 ID:UYdO573Zo
「マミさん、マミさん」
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:25:53.66 ID:UYdO573Zo
「マミ、さん」
「まどか、もうやめてあげて」
216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:26:31.20 ID:UYdO573Zo
辛辣な声が空気を破る。
その声には怒りが込められていて、そして同じくらいに、悲しみが込められていて。
黙って聞かなければいけないと、そんな気がして。
217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:27:42.21 ID:UYdO573Zo
以上です。
そろそろ佳境です、それではまた。
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