376:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:14:16.35 ID:Z92gKdK4o
ワルプルギスの夜とは、全ての魔法少女の絶望を内包する魔女。
魔女の成れの果てを従える魔女。
繰り返した時間の中で、あまりに多くの魂が絶望の果てに吸い込まれていった。
ワルプルギスの夜の使い魔はそれゆえに、とても馴染みのある形をしていた。
377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:15:09.82 ID:Z92gKdK4o
【Side:佐倉杏子】
目の前に現れた黒い人影。
378:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:15:54.85 ID:Z92gKdK4o
【Side:巴マミ】
絶え間ない銃撃は、精度が低いにしろ厄介だった。
379:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:16:56.77 ID:Z92gKdK4o
【Side:美樹さやか】
目の前で鍔迫り合いをする相手は、あたしと瓜二つだった。
380:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:17:44.36 ID:Z92gKdK4o
【Side:暁美ほむら】
ギリギリのところで身体は動いた。
381:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:19:13.47 ID:Z92gKdK4o
私が苦戦している間に、ワルプルギスの夜の拘束は解けてしまっていて。
魔女本体と使い魔と私たちと、戦いはもはや個別のものではなく乱戦となり破壊の嵐が吹き荒れる。
それでも私たちは下がらない。
一歩たりとも進ませるものかと、全員で力の限りに力を振るう。
382:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:20:27.67 ID:Z92gKdK4o
混乱のまま、それでも状況を確認しようとして。
風の音に掻き消されないよう大声で叫ぶ。
383:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:22:10.22 ID:Z92gKdK4o
「巴さん、どうやって杏子と、結ばれているんですか」
「……あはは、鋭いな」
384:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:24:37.76 ID:Z92gKdK4o
なすべきこと。
その答えは、出た。
一つだけ確認をするべく、巴マミに強く呼びかける。
385:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:25:24.32 ID:Z92gKdK4o
もう時間は止められない。
今の私に残されたのは、魔法少女であるという事実と、いくつかの武器。
爆煙を過剰に出してしまうことを嫌って使わなかった、爆弾の数々。
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