過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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162: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/01/19(木) 21:55:54.53 ID:U3DqddSY0

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音楽室にピアノの音が流れる。

放課後の静かな時間に、音色が響き渡る。
心に沁み渡るような旋律。
物悲しくも美しく、今は忘れてしまった大切なものを思い出させるような、そんな曲だ。

ピアノの腕の良し悪しなど、まどかにはわからない。
しかし、このピアノを聞くと何だか心のどこかが癒される感じがした。
知識などなくても、それが感動であることは理解できた。
そして、そんな曲を弾ける薫幹は、やはりただ者ではないのだということを実感する。

『光差す庭』。
それがこの曲の名前である。

幼いころ薫幹が妹と共に作曲した曲であり、お気に入りの一つでもあった。

やがて、幹は演奏を終えた。
余韻でぼうっとしている、まどかを慌ててつつき、さやかは拍手を送った。


「ごめん、退屈だったかな?」

「そ、そんなことないです! 聞いてて気持ちよかったから、ボーっとしちゃって…」

「なんかまどか、エロいよそれ」


ふぇっ?!とまどかは妙な声を上げた。

それを聞いて、幹は思わず笑ってしまう。
それを見て、まどかは顔を真っ赤にし、さやかをぽかぽかと叩いた。








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