過去ログ - 勇者「この物語は、誰も幸せになれない」
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◆u92m9qV/WA
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2012/01/11(水) 16:27:42.02 ID:nZgMDRU60
この物語は、誰も幸せになれない。
誰も救われず、誰も笑顔では終わらない。
もし、この物語の中を見た中であなたが『同情』し、『哀愁』を感じて、奇跡を願ったなら
先に言っておこう、この物語は奇跡は起きないし救済も無い。
この物語は、『幸せになっていい』物語ではないから。
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2
:
◆u92m9qV/WA
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2012/01/11(水) 16:29:20.34 ID:nZgMDRU60
――――――・・・・
以下略
3
:
◆u92m9qV/WA
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2012/01/11(水) 16:29:53.31 ID:nZgMDRU60
段々近づいているのだろうか。
音色ははっきりとした澄んだ物となって少女の耳を柔らかく包んでいる。
以下略
4
:
◆u92m9qV/WA
[sagasage]
2012/01/11(水) 16:31:30.96 ID:nZgMDRU60
「きゃ・・・」
声を出す暇も無い。
以下略
5
:
◆u92m9qV/WA
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2012/01/11(水) 16:33:05.85 ID:nZgMDRU60
数mの落下速度を身につけた少女は、思ったよりも深い川の底まで一瞬にして沈んだ。
澄んだ青空を映す水面が眼前に広がっている。
以下略
6
:
◆u92m9qV/WA
[sagasage]
2012/01/11(水) 16:40:34.30 ID:nZgMDRU60
「・・・」
以下略
7
:
◆u92m9qV/WA
[sagasage]
2012/01/11(水) 16:47:14.68 ID:nZgMDRU60
徐々に温まった体温が再び冷たくなる前に、男は水でへばりついた長髪を掻き上げる。
そして直ぐに人口呼吸を行った。
以下略
8
:
◆u92m9qV/WA
[sagasage]
2012/01/11(水) 16:58:25.88 ID:nZgMDRU60
パチパチッ、と火の中で枝が小さく弾けている傍で少女は丸く座っていた。
少女は警戒するように川の付近の岩に座る男を見ている。
以下略
9
:
◆u92m9qV/WA
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2012/01/11(水) 17:42:30.47 ID:nZgMDRU60
少女は驚く。
声が余りにも優しい物だったから。
以下略
10
:
◆u92m9qV/WA
[sagasage]
2012/01/11(水) 17:54:39.81 ID:nZgMDRU60
「あの、せめて何かお礼を……」
「礼は要らない、私もそこまで考えてやってないからな」
以下略
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