295: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:10:24.36 ID:0pJSZQGw0
「わたしは大丈夫だよ、それより・・・もうちょっと、このままでいい?」
「え、え?」
296: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:14:43.68 ID:0pJSZQGw0
「わたし、綾乃のことね、好きかも」
「へ、へぇ・・・って、えっ? ええええ?」
297: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:15:37.55 ID:0pJSZQGw0
あまりにも、唐突すぎる展開だった。
相手が先に告白をしかけてくるとはまるで予想が出来なかった。
しかも、こんな形で、抱き合った状態で。
298: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:16:41.50 ID:0pJSZQGw0
「ふぇぇ・・・」
「落ち着いたかしら?」
299: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:17:46.82 ID:0pJSZQGw0
「分からないよ・・・綾乃の事、ずっと気になっちゃて、色々考えたけど・・・良くわかんない」
「ええ・・・」
300: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:18:40.23 ID:0pJSZQGw0
そこで一旦言葉を切り。
すぅ・・・っと深呼吸して。
301: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:26:16.47 ID:0pJSZQGw0
「えっ・・・」
「好き。誰よりも、何よりも、一番好きなの。ずっとずっと、あなたの事しか見えなくて、考えられなくて、本当にたくさん、悩んだんだから・・・!」
302: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:27:56.10 ID:0pJSZQGw0
(やっと・・・言えた)
この一言を伝えるために、どのくらいの時間が必要だったのかと思うと気が遠くなる。
思わぬアクシデントのおかげで順番は逆になってしまったけれど、結果的にはこれで良かったのだろう。
303: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:29:17.17 ID:0pJSZQGw0
歳納京子は、照れくさそうに何かを言いあぐねている。
彼女のそんな仕草一つ一つが可愛くて、でも見栄を張ってそれは言えなくて、つい先の言葉を催促してしまう私。
「な、何よ。早く言いなさいよ」
304: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:30:15.60 ID:0pJSZQGw0
「じゃ、じゃあ・・・歳、じゃなくて、き・・・京子?」
「うおおお綾乃〜!」
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