過去ログ - 綾乃「好き。」
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85: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:48:42.98 ID:bIt6DJVy0

などというやり取りをするだけで体温が上がってしまう私。
気を取り直して、おもちゃの銃を構える。
確かに狙いにくい位置だけど、歳納京子が落としたぬいぐるみの分の隙間から何とかいけそうだ。

以下略



86: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:51:05.78 ID:bIt6DJVy0

軽い銃声のあと、むなしく揺れる景品の箱。

「あぁ〜・・・」

以下略



87: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:52:22.19 ID:bIt6DJVy0

カタン…

一瞬の間を置いて、箱が倒れる音。
私の放った弾丸は、見事狙いの品物を射止めたのだった。
以下略



88: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:53:30.61 ID:bIt6DJVy0

歳納京子は普段以上に上機嫌だ。
そんな彼女を隣に置いて、私もなんだか嬉しくなってくる。

そこで、私は少し勇気を出してみようと思って、声を掛ける。
以下略



89: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:57:22.69 ID:bIt6DJVy0

全然分かってないわよ、と口に出して言うほどの度胸は無かった。
せっかく勇気を出したのに、最後まで素直になりきれない辺りが私らしい。
でも去年に比べて確実に進歩はしているのだ。そう思いたい。

以下略



90: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:59:40.36 ID:bIt6DJVy0

「それにしても、歳納京子は良く食べるわね」

「いやあ、お祭りに来たらまず綿菓子だよね〜。あ、あと林檎飴もとりあえず定番だし。焼そばもホットドッグもチョコバナナも全部好き!」

以下略



91: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 23:01:34.34 ID:bIt6DJVy0

あぁ・・・。
これこそが、魔が差したというやつなのだ。

(と、歳納京子と・・・間接、キス・・・!!)
以下略



92: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 23:02:54.52 ID:bIt6DJVy0

「綾乃、何ぼーっとしてんの? そろそろ行こうよ〜」

「え、あ、ごめんなさい。いま行くわ」

以下略



93: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 23:03:36.70 ID:bIt6DJVy0





以下略



94: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 23:11:57.50 ID:bIt6DJVy0

長いと思った夏休みは、生徒会の用事や学校の補習授業、千歳や歳納京子たちと遊んだり勉強会をしたり、と目一杯の毎日であっという間に過ぎてしまった。

ちなみに勉強会というのは名目だけで、実際は宿題の終わらない“一部の面子”をどうにかする事が主な目的になっていた。
というより、その本人直々の呼び出しとあっては断るわけにはいかないのだ。
以下略



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