274:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:57:33.99 ID:J932UPGH0
純ちゃんも私と同じ疑問を持ったんだろう。
困った表情を浮かべて梓に歩み寄り、軽くその肩を叩いて言った。
「ちょっと……、どうしたの、梓!
275:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:58:36.46 ID:J932UPGH0
勿体無いな、と思う。
梓はあんなに素敵な演奏をしてるし、
歌の特訓をして上手くなってるらしいのに、
緊張でその力を出せなくなるなんて物凄く勿体無い。
何とかしてやりたいな、と感じた。
276:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:59:12.78 ID:J932UPGH0
「まあ、人間の背中に翼が生えても、決して飛べないんだけどね」
「うおーいっ!」
277:にゃんこ[saga]
2012/03/24(土) 18:59:58.80 ID:J932UPGH0
今回はここまでです。
もうすぐ山場を迎える予定です。
278:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:44:30.79 ID:a4DBpTkb0
心の翼……。
そっか。卒業式の日、唯が言ってたよな。
梓は私達の天使で、私達に翼と羽をくれたんだって。
私達は梓に心の翼を貰った。
その梓に翼が無いなんて事あるもんか。
279:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:44:59.40 ID:a4DBpTkb0
「人の事、天使、天使って言わないでよ、もー……」
嫌がってるわけじゃなくて、照れてるだけだってのはすぐに分かった。
確かに皆から天使って呼ばれるのは恥ずかしいだろう。
280:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:45:33.50 ID:a4DBpTkb0
しかし、耳コピだって?
梓すげーな……、って驚く所が違った。
でも、やっぱ耳コピは凄いぞ。
私なんか耳コピ出来る人達が居るって聞いた事はあるけど、
そんな事やれるとも思わなかったし、やろうと思った事すらない。
281:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:45:59.86 ID:a4DBpTkb0
私が何も言わない事が気になったんだろう。
純ちゃんのモコモコを手放すと、梓が軽く咳払いをした。
それから、妙に真剣な視線を私に向ける。
282:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:46:27.92 ID:a4DBpTkb0
私はつい頭を抱えて悶えてしまう。
いくら何でも、我ながらこれはあまりにも酷過ぎる……。
気が付けば、多分、私と同じ事を考えてるんだろう梓が口元に手を当てて笑っていた。
283:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:47:12.63 ID:a4DBpTkb0
◎
284:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:47:38.99 ID:a4DBpTkb0
「今日の夕飯、何だろねー?」
お気楽な感じに唯が微笑む。
こんな状況になったってのに、唯はまだまだ変わらず元気だ。
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