279:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:44:59.40 ID:a4DBpTkb0
「人の事、天使、天使って言わないでよ、もー……」
嫌がってるわけじゃなくて、照れてるだけだってのはすぐに分かった。
確かに皆から天使って呼ばれるのは恥ずかしいだろう。
280:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:45:33.50 ID:a4DBpTkb0
しかし、耳コピだって?
梓すげーな……、って驚く所が違った。
でも、やっぱ耳コピは凄いぞ。
私なんか耳コピ出来る人達が居るって聞いた事はあるけど、
そんな事やれるとも思わなかったし、やろうと思った事すらない。
281:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:45:59.86 ID:a4DBpTkb0
私が何も言わない事が気になったんだろう。
純ちゃんのモコモコを手放すと、梓が軽く咳払いをした。
それから、妙に真剣な視線を私に向ける。
282:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:46:27.92 ID:a4DBpTkb0
私はつい頭を抱えて悶えてしまう。
いくら何でも、我ながらこれはあまりにも酷過ぎる……。
気が付けば、多分、私と同じ事を考えてるんだろう梓が口元に手を当てて笑っていた。
283:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:47:12.63 ID:a4DBpTkb0
◎
284:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:47:38.99 ID:a4DBpTkb0
「今日の夕飯、何だろねー?」
お気楽な感じに唯が微笑む。
こんな状況になったってのに、唯はまだまだ変わらず元気だ。
285:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:48:06.90 ID:a4DBpTkb0
だけど、その練習の達成状況くらいは知りたかった。
時間だけは無駄にあった事も手伝って、私達の演奏はもうほぼ完成してる。
和のピアノの上達は凄く早かったし、
梓の歌も上手いってほどじゃないけど、人に聴かせられるレベルにはなってきた。
私だってブランクは完全に埋められたと思う。
286:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:49:23.01 ID:a4DBpTkb0
「そうだよ。
憂ちゃんが素っ気無く見えるのは、実は唯の方が素っ気無いからじゃないか?
サプライズで何かするって言ってたけど、その内容を憂ちゃんにも内緒にしてるだろ?
だから、憂ちゃんが寂しがってる……とかな」
287:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:49:54.76 ID:a4DBpTkb0
「それでさ、唯……」
「お姉ちゃーんっ!」
288:にゃんこ[saga]
2012/03/26(月) 17:51:45.03 ID:a4DBpTkb0
今回はここまでです。
やっと唯が出て来ました。
歌詞も覚えられない身としては、耳コピ出来る人は凄いなと思いますです。
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