過去ログ - 岡部「ふ、フゥーハハハ!」 鈴羽「ちょっと違うかな」
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2012/01/21(土) 23:10:48.95 ID:tV3SGbYDO
俺には歴とした名前があるというのに、橋田は事ある毎にジュニアと呼んでくる。

その理由なんて、有って無いようなもので。

以前聞いてみたところによると、“それは、キミがオカリンおじさんの息子だから”と。
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/21(土) 23:13:12.68 ID:tV3SGbYDO
岡部「……今日はまだ、漆原は来てないのか?」

鈴羽「まだ来てないよ。 いつもは一番に来てるんだけどね」

岡部「そうか」
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2012/01/21(土) 23:14:47.10 ID:tV3SGbYDO
俺としても、開発の成果を披露したくて気持ちが逸っていたというのが正直なところだ。

俺は、持ってきていたカバンから、物々しい物体をいくつか取り出して、その一つを橋田に差し出した。

鈴羽「見た目は変わってないね」
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2012/01/21(土) 23:16:16.40 ID:tV3SGbYDO
鈴羽「それよりさ」

突然、ムッとした表情。

岡部「なんだよ」
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2012/01/21(土) 23:18:27.19 ID:tV3SGbYDO
ラボメンジャージ。

ビンテージっぽいデザインの、ブルーのジャージだ。

“ラボメンにもユニフォームが必要だから”と、この間、橋田が突然持ってきたのだった。
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2012/01/21(土) 23:20:29.74 ID:tV3SGbYDO
岡部「とにかく、なんと言われようと俺は着るつもりはないぞ。 あんなもの」

鈴羽「えいっ!」

俺が言い終わるかどうかのところで、急に橋田の人差し指が飛んできたかと思いきや。
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2012/01/21(土) 23:22:07.39 ID:tV3SGbYDO
岡部「……自業、自得だぁ?」

鈴羽「そ。ジュニアってば、生意気すぎんだもん。もう少し、年上の言う事を尊重すべきだよ」

岡部「いや、一個しか違わないだろうが……!」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/21(土) 23:27:25.44 ID:tV3SGbYDO
なおも絡んで来ようとする橋田を受け流し、俺は屋上の真ん中、存在感たっぷりに鎮座していたベンチに腰を預けた。

ノートPCを立ち上げ、膝の上で操作する。

しばらくして、ようやく落ち着いた橋田も、俺の隣に腰掛けた。
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/21(土) 23:29:36.67 ID:tV3SGbYDO
途端に、夕暮れのアキバの空には、一筋の光が打ち上げられ。

それは、ずっと高くまで飛翔して。

俺たちの遥か頭上に弾けて、キラキラと燐光を漂わせた。
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/21(土) 23:31:39.80 ID:tV3SGbYDO
鈴羽「でもさ、何かこれって、花火の打ち上げ回数、減ってない?」

横から、あからさまにトーンの落ちた声。

岡部「え……?」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/21(土) 23:34:26.57 ID:tV3SGbYDO
まあ、それは指摘されるまでもなく、俺自信も気にしていたところではある。

でも、どれだけ試行錯誤したところで、俺にはこれが限界だった。

もう、こんなもんでいいだろ。
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