過去ログ - ジュぺッタ「あたし、メリー。今あなたの後にいるの」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:43:37.61 ID:iydNXEOb0
空き巣はクローゼットを物色しようとした時、咄嗟に何かが飛んでくるのを感じた。

空き巣「!?」サッ

飛んできたのは電話の子機だった。誰かいる!?
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:44:44.49 ID:iydNXEOb0
待った挙句、ドアの隅から出てきたのは小さな果物ナイフを持った人形だった。人形!?

空き巣「人形が動いてる!?ひゃああああああああああああああああああああああああ!!!」

何故こんなにも空き巣が驚き慌て叫んだか。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:45:37.92 ID:iydNXEOb0
それは一瞬だった。諸悪の根源があたしの姿を見るなり突進してきた。まさか突進するとは思わなかった。

だから焦ってナイフを首めがけて投げてしまった。そのナイフは肩を掠り外れた。

どうしようかと咄嗟の対応が遅れ、奴のサバイバルナイフはあたしの腹に突き刺さった。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:51:08.49 ID:iydNXEOb0
男「まさか誕生日に空き巣が入るとは思わなかったわwwwしかも帰ってきたらお前倒れてるわでビビッたわwww」

友「俺もまさかだと思ったよwwwしかも起きてみたら空き巣壁に頭ぶつけて伸びてやんのwww」

男「テラ天罰wwwwwざっまぁwwwwwww」
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:51:40.79 ID:iydNXEOb0
友「…まあ、なんにせよ何も盗まれなくてよかったな」

男「おう。ん?友。それ変えたんか?」腕を指す。

友「ああ、こいつはまあ親父が…な。俺、親父の事何も解ってなかったよ。」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:53:26.01 ID:iydNXEOb0
事件はすべて空き巣の仕業ということでカタがついた。

しかし俺はふと疑問に思うのだ。何故空き巣が電話をしてきたのだろうか?そして誰がぺタ子をここに連れてきたのだろうか?

空き巣ではない、とするなら一体誰が。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:54:32.35 ID:iydNXEOb0
あたしは男と目が合った瞬間体の痛みが消え、喋れなくなり、動けなくなった。これが出会ってしまった場合の代償なのかもしれない。

一体あのあたしを現世に蘇らせてくれたのは誰だったのか、ニドクイン達やあたしが子機で気絶させた男、そして諸悪の根源がどうなったのか。

そんな事は今のあたしにはどうでもいいのだ。呪わなくて約束を破って男に会った。それは事実なのだ。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:55:15.21 ID:iydNXEOb0
ボーンボーン

柱時計が5時を告げる。急がねば。

あの空き巣騒動から何十年と経った。俺と友は大学を卒業して、もう齢60を数える。
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:56:23.76 ID:iydNXEOb0
そうそう、最近突如として"ポケモン"と呼ばれる生き物が発見されたらしい。

彼らはどこから来たのか?どんな生活をしていたのか?記録によると昔発電所などで大量発生したポケモンもいたらしく、息子はポケモンの保護の仕事をしている。

どこから来たのかについては『ロケットで宇宙から飛来した』なんて論理を展開する学者もいて興味深い。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:57:08.88 ID:iydNXEOb0
俺の決意、それはぺタ子との決別だった。彼女は妻以上に俺に付き添ってきた。だからこそ、だからこそ俺は最期を見せたくなかった。

ようやく筆を置いた。メッセージカードを書き終えたのだ。

ぺタ子は孫に譲るつもりだった。それが、俺にとっても彼女にとっても幸せだろう。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:57:59.56 ID:iydNXEOb0
孫「何これ。お人形さん?」ガシッ

男「そうだ」

孫「ありがとうおじいちゃん!丁度爆攻神隊マジカミジャーレッドと戦わせる奴がいなかったんだよね!」ダキッ
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