過去ログ - ジュぺッタ「あたし、メリー。今あなたの後にいるの」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:38:46.25 ID:iydNXEOb0
そういえば、出会ったらどうなるのかが分からない。死ぬのか?それとも…?

生き返らせてくれた何者かの言葉を遮らなかった方がよかった。彼女は今になって後悔した。


以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:39:51.52 ID:iydNXEOb0
あたしは使命を守らない。そう決意した。

呪うか自分に罰が下るか。自分に罰が下る方法を彼女は選んだ。

ジュぺッタ(一度死んだ身。もはや死ぬ覚悟さえ出来ている。罰でも槍でもギロチンでも、あたしは怯まない。)
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:40:27.23 ID:iydNXEOb0
友「いてててて…寝違えたか…」

友はそういうとムックリとコタツから這い出た。温度は低いままにしてあったが流石に長い間入っていたために体は熱かった。

もう10時を回っていた。長居、寝違えた首、そしてあまりよくない目覚め、居心地の悪さは折り紙付である。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:41:27.72 ID:iydNXEOb0
そう一言告げると、彼女は念力で身近にあった電話の子機を浮かせ無慈悲に男の頭に叩きつけた。

?「んがっ…」そういうと男は振り返りもせず左に倒れた。気絶したようだ。

何故そうしてしまったのか。彼女は彼が"男"ではない、違うと知っていたのに。理由は簡単である。"男"の家に無断でこの男はいたのだ。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:42:57.44 ID:iydNXEOb0
空き巣は一度もそれまでは余計なものは運んだ事の無い人間だった。だからこそ部下や仲間から羨望の眼差しで見られたのだ。

偶然この部屋で壷を落としてしまい、やむを得ず落ちた壷と人形を持ち帰るまでは。

だからこそもう一度男はリベンジにこの部屋を選んだ。リベンジのために、"失敗した"部屋ではなく"失敗したが2度目は成功した"部屋として自分の記憶に残すために、そして自身のプライドのために。
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:43:37.61 ID:iydNXEOb0
空き巣はクローゼットを物色しようとした時、咄嗟に何かが飛んでくるのを感じた。

空き巣「!?」サッ

飛んできたのは電話の子機だった。誰かいる!?
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:44:44.49 ID:iydNXEOb0
待った挙句、ドアの隅から出てきたのは小さな果物ナイフを持った人形だった。人形!?

空き巣「人形が動いてる!?ひゃああああああああああああああああああああああああ!!!」

何故こんなにも空き巣が驚き慌て叫んだか。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:45:37.92 ID:iydNXEOb0
それは一瞬だった。諸悪の根源があたしの姿を見るなり突進してきた。まさか突進するとは思わなかった。

だから焦ってナイフを首めがけて投げてしまった。そのナイフは肩を掠り外れた。

どうしようかと咄嗟の対応が遅れ、奴のサバイバルナイフはあたしの腹に突き刺さった。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:51:08.49 ID:iydNXEOb0
男「まさか誕生日に空き巣が入るとは思わなかったわwwwしかも帰ってきたらお前倒れてるわでビビッたわwww」

友「俺もまさかだと思ったよwwwしかも起きてみたら空き巣壁に頭ぶつけて伸びてやんのwww」

男「テラ天罰wwwwwざっまぁwwwwwww」
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:51:40.79 ID:iydNXEOb0
友「…まあ、なんにせよ何も盗まれなくてよかったな」

男「おう。ん?友。それ変えたんか?」腕を指す。

友「ああ、こいつはまあ親父が…な。俺、親父の事何も解ってなかったよ。」
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:53:26.01 ID:iydNXEOb0
事件はすべて空き巣の仕業ということでカタがついた。

しかし俺はふと疑問に思うのだ。何故空き巣が電話をしてきたのだろうか?そして誰がぺタ子をここに連れてきたのだろうか?

空き巣ではない、とするなら一体誰が。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:54:32.35 ID:iydNXEOb0
あたしは男と目が合った瞬間体の痛みが消え、喋れなくなり、動けなくなった。これが出会ってしまった場合の代償なのかもしれない。

一体あのあたしを現世に蘇らせてくれたのは誰だったのか、ニドクイン達やあたしが子機で気絶させた男、そして諸悪の根源がどうなったのか。

そんな事は今のあたしにはどうでもいいのだ。呪わなくて約束を破って男に会った。それは事実なのだ。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:55:15.21 ID:iydNXEOb0
ボーンボーン

柱時計が5時を告げる。急がねば。

あの空き巣騒動から何十年と経った。俺と友は大学を卒業して、もう齢60を数える。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:56:23.76 ID:iydNXEOb0
そうそう、最近突如として"ポケモン"と呼ばれる生き物が発見されたらしい。

彼らはどこから来たのか?どんな生活をしていたのか?記録によると昔発電所などで大量発生したポケモンもいたらしく、息子はポケモンの保護の仕事をしている。

どこから来たのかについては『ロケットで宇宙から飛来した』なんて論理を展開する学者もいて興味深い。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:57:08.88 ID:iydNXEOb0
俺の決意、それはぺタ子との決別だった。彼女は妻以上に俺に付き添ってきた。だからこそ、だからこそ俺は最期を見せたくなかった。

ようやく筆を置いた。メッセージカードを書き終えたのだ。

ぺタ子は孫に譲るつもりだった。それが、俺にとっても彼女にとっても幸せだろう。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:57:59.56 ID:iydNXEOb0
孫「何これ。お人形さん?」ガシッ

男「そうだ」

孫「ありがとうおじいちゃん!丁度爆攻神隊マジカミジャーレッドと戦わせる奴がいなかったんだよね!」ダキッ
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 23:10:02.54 ID:iydNXEOb0
終わりました。例の如く1週間放置してからHTML化スレに報告しようかと存じます。
前々作のデンチュラで書くと書き込んでから4ヶ月、練りすぎました。
途中で一回スレ立てして、念願のまとめ化されました。まあ『コメント欄でボロクソ書かれてた』のですがね…
そしてこのSS、何度も何度も書いたりやめたりしてとうとうここまで来てしまいました。億が一待っていた皆様、すみません。
書いてて継ぎ足していった結果が後半の冗長さを助長させてます。そこはごめんなさい。
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/30(月) 15:36:44.36 ID:KEq3LDOG0
びっくりするほど作品への反応が皆無でこのSSが時空の狭間にでも置いてかれたのかと思いましたが何はともあれ報告してきます

何がいけなかったのか…自問自答し反省して次につなげようかと思います


44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/30(月) 16:16:50.81 ID:yA0a43mDO

前作のデンチュラのスレタイ教えて


45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/30(月) 18:40:38.20 ID:pgQrp7Zc0
>>44
デンチュラ「お前の愛液を吸い尽くしてやろうか?」 です


46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/30(月) 19:15:40.52 ID:yA0a43mDO
>>45
サンクス
そっちも読んでみるよ


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