869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/10(木) 23:51:34.04 ID:9CBSQsp4o
「先輩には全部お話しするけど、どこから話せばいいのかなあ」
妹は、ついさっきまでの僕に対する疑念を完全に払拭したような親しげな口調で話し始めた。そして僕はそのことに密かに興奮していた。僕は最初の難関を突破したのだった。それも予想していたよりスマートな方法で。
「先輩、とりあえずこれを読んでもらっていい?」
彼女は自分のスマホのメーラーを開いて、それを読むように僕を促した。
870:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/05/10(木) 23:52:05.30 ID:9CBSQsp4o
今日は以上です
また明日再開予定です
871:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]
2012/05/11(金) 00:08:48.92 ID:5v5nj2M2o
はいおつ
妹幼男
872:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/11(金) 05:45:19.74 ID:nHn4VERSO
乙
873:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/11(金) 07:07:30.60 ID:r5yqlzrIO
女には幸せになって欲しい
874:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/11(金) 12:37:58.93 ID:aSTQW7GIO
乙
もしかして携帯のメール転送機能を予めセットして日々監視してたのか?
875:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/11(金) 21:48:54.46 ID:ZNdUCQ6Mo
「先輩、どうしたの」
ふと気づくと僕はずいぶん長いことそのメールを眺めて凍りついたようだった。さっきまで感じていた妹と親密になれそうだという期待感や喜びは僕の中で影をひそめ、何か得体の知れない不安感が湧き上がってくるのを僕は感じていた。
「どうしたのって―――これだけ見せられても何が何だか」
女と兄の関係がどうなっているのかは置いておくとしても、このメールのどこに妹を悩ませる問題があるのか僕にはわからなかった。
876:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/11(金) 21:50:44.79 ID:ZNdUCQ6Mo
女神板。18禁。十九歳の女子大生。メール本文に散りばめられた単語が僕の不安を煽った。それにこの文面からは女と兄君はずいぶんと親しい仲であることがうかがわれた。
何よりこのメールの趣旨が、女が女神行為をこれから実行しその様子を兄君に見てもらいたがっていることにあることは明らかだった。
・・・・・・女神行為? あいつが何でそんなことを。僕と別れていた僅か二年余りの間にいったい彼女に何が起きたのだろう。そして女と兄君はやはり付き合っているのだろか。
877:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/11(金) 21:51:17.47 ID:ZNdUCQ6Mo
「まあ君が見たがっているスレがどれなのかはわかったよ。URLも記されていたし」
僕は気を取り直してそれまでじっと僕の反応を見ていたらしい下級生に話しかけた。「でも、何で見たいのかという動機は全然わからないね。最低でもそれくらいは話してもらえないかな? 前にも言ったけど下級生に18禁の画像の見方を教えるんだったらそれなりの理由は聞きたいな。
僕の生徒会長としての立場もあるし」
「・・・・・・それはこれからお話しします―――そうしたら先輩、あたしのこと助けてくれる?」
878:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/11(金) 21:53:22.51 ID:ZNdUCQ6Mo
「先輩、お姉ちゃんとは親しいの?」
妹は予想外の方に話を進めた。
「特に親しいというわけでは・・・・・・生徒会で一緒だからよく話はするけど」
妹は僕が幼馴染さんに告白して振られたことを知っているのだろうか。小学生の頃からの知り合いで、副会長の言うように最近まで毎日一緒に登校する間柄なら、僕なんかに告白されて困惑した幼馴染さんが妹に相談したとしても不思議はない。でもそれは確実な話ではなかったから、
1002Res/882.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。