15:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/08(水) 16:18:38.54 ID:A45p+aH70
 体中が冷え切り、指先が真紫になった頃。 
 やっと愛寡は彼から手を離した。 
 そしてうずたかく体に積もった雪を払おうともせず、吹雪の中で肩を落とした。 
  
 ――どうして許してくれるの? 
 ――どうして、そんなに認めてくれるの? 
 ――私なんて…… 
 ――私なんて…… 
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